なおなおパパママ講座」カテゴリーアーカイブ

第36回 7月と9月の模試を比較する

■ 来月には、また各塾で模擬試験が行われるでしょう。そして9月からは毎月、模擬試験が続きます。

■ 夏休みの成果を考えると、7月に模擬試験を受け、さらに9月に同じ模擬試験を受けてみることは大事だと思います。その比較をすることによって、子どもの夏の勉強の成果がわかるし、また次に何をしなければならないかが明確になってきます。

■ ただし・・・

■ 夏休みにがんばったから、9月の模擬試験は良くなる、ということはあまり期待しない方が良い。むしろ、下がったりすることもあるのです。これは勉強していないからではない。むしろ勉強したから、こうなることが多いのです。

■ たくさんの勉強をして、知識も増え、また解き上げる力をつけていくわけですが、まだ成長途上。当然、混乱しています。むしろ選択肢が増えたから、間違いやすい場合もあるのです。知っている知識が増えると、あ、これかもしれない、という迷いが出でくる。シンプルにこう解けば良いものを、「違うかもしれない」と思ってしまう。その結果として時間が足りなくなったりするので、9月は成績がそう簡単には上がりません。

■ しかし確実に勉強しているので、それが秋が深まるにつれて解く力も確実性を身につけていく。だから成績はそういうものだという前提で、別に見てほしいことがあります。

■ それは答案。7月と9月で「ていねいさ」に関する差が出てくるようにしてほしい。計算をその場で検算できるようになった、とか、式をていねいに書いたとか、条件を確認できるようになったとか。こういう差は明確にわかります。そしてそれが身についていけば、秋の模擬試験では成績は良くなります。

■ 「7月と9月の答案は、ぜんぜん違うねえ。」となれば、合格にまた一歩近づけるでしょう。

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第35回 夏休みの計画

■ あと1か月で夏休みに入るので、そろそろ夏休みの計画を立てていきましょう。すでに塾では講習の日程が発表されていますので、それも考慮に入れて、この夏何をやるかをまず決めていくことが大事だと思います。

■ 一般的に夏にやらなければいけないのは大きく2つあります。

■ ひとつは過去問。この時期は過去問で何点とれるか、ということよりも、いったい何が出るのか、を研究することが大事です。実際にやってみても、それほど点数がとれるわけではないでしょう。だから、解いたらしっかり解説を読むという勉強が大事です。「何ができれば、合格するのか」をいうことを考えながら、次の勉強に活かしていく、そういう姿勢が大切ですから、この時期は時間を計ってやるのではなく、じっくり取り組んでください。

■ もうひとつが復習。大方すべての範囲は学習してきましたが、だからといって、全部がわかっているわけではないでしょう。算数や理科の計算問題を中心に、テーマを決めて集中して勉強する。何をやらなければいけないかは、月例テストや組み分けテストの結果が教えてくれると思います。その中からいくつかテーマを絞る、ということが大事です。夏休みといえでも、それほどたくさんの時間があるわけではありません。講習もあるし、宿題もある。だからその中で優先順位を決めて、これだけはやりきろうというテーマを絞ることが大切です。

■ この復習をすることによって、わかるということが体験できれば、子どもたちの勉強に対する意欲も違ってきます。「やればできる」ということをぜひ体験してほしい。そのためには上手な時間の使い方をしなければなりません。

■ 計画の立て方について、過去の記事をご紹介します。早めに計画を立てながら、良い夏休みが過ごせるように準備していきましょう。

6年生夏休みの学習計画の立て方(1)
6年生夏休みの学習計画の立て方(2)

親子で受かる![中学受験]まいにち目標達成ノート

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第34回 楽しくなければ、できるようにならない

■ 何事もそうかもしれませんが、楽しいと感じてくれないと、努力は続かないものではないかと思うのです。

■ スポーツ選手の話を聞いていると、もとより練習はハードだし、しんどいことが多い。でもその競技をやることは楽しいと思っているし、緊張感のある試合が好きだという選手が結局は伸びていくように思うのです。

■ では、勉強は楽しいか、と言われると、そうとも言えるし、そうではないとも言える。例えば問題ができた、ということはうれしいし、わかることは楽しいことだとは思います。ただ、それまでに当然、しんどい努力が必要になる。計算問題もしなきゃいけないし、知識も覚えなきゃいけない。そういう練習のもとで、試合であるところの試験で良い成績を取るということ自体を「楽しい」と感じることができるか?というと、「うーん、微妙かもしれない」と思うのです。

■ しかし、その過程や結果をお父さん、お母さんから褒められる、あるいは先生から褒められる、ということになると、どうか? 自分がやったことを認めてくれる人がいる、支えてくれる人がいる、ということになってくると、そのこと自体も楽しくなってくる可能性はあると思うのです。

■ 私が子どもは「褒めて育てる」べきだと思うのは、このためです。もちろん、受験という目標はあるが、その学校に入ることに対する価値を子どもがどれほど考えているか、感じているかは個人差があると思います。ただ、どんな子でも褒められてうれしい。特にお父さん、お母さんに褒められるのはとてもうれしいと思うのです。だから、がんばる、というところが子どもにはあります。「あなたのためでしょ?」と言われてピンときている子どもはそう多くはないのです。でもお母さんに
「こんな問題できて、すごいわねえ。」
と言われたら、そりゃあ、うれしいだろう、頑張ろうと思うだろう、と思います。

■ つまり「褒められる」から「楽しい」、という経験をするわけで、そうなると勉強自体も楽しくなってくるというところがある。それが逆に「できない」→「叱られる」→「勉強したくなくなる」→「できない」というスパイラルに入ってくれば、それはできるようにはならない。このスパイラルから抜け出すためには「わかるようにする」というのはもちろんだが、「叱られる」を「褒められる」に変えることが必要なのです。

■ ところが、子どもを褒めるというのは、案外難しい。特にお母さんには難しいようです。なぜか。子どもとの距離があまりに近いから、「えらいわねえ」という言葉をお母さん自身が「白々しい」と思う傾向にあるからでしょう。しかし、やはり褒めないと子どもが楽しいと思わず、楽しいと思わなければ伸びない、とすれば、お母さんに工夫が必要でしょう。「白々しい」と思ってもいいから、褒める言葉を続けることです。言い馴れてくれば、だんだん「白々しく」感じなくなるでしょう。

■ 子どもたちにも「まず実行!」と、よく言いますが、お母さんにも『まず実行』をお願いしたいところです。



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