投稿者「tanaka-admin」のアーカイブ

部分点

入試の採点方法は大きく分けて2つあります。

1つは部分点を一切認めず、○か×で判断をしていくもの。もとより記号や選択式の場合は部分点のつけようがないわけですが、しかし、この×に何の差もないのか、というとそうでもないところがある。例えば算数の場合、答えの数字が1つ違う、ということもあるでしょう。あるいはまったく書いていないとしても答えが×であることには違いない。この辺はもう少し判断の仕様があるのではないか。

ということで考えられたのが部分点方式。ただ部分点の場合、いったいどこまでわかったのかを明らかにしてもらわないと採点できないところがあるので、それでこういうところは記述式になりました。

記述式になれば、途中まで式が書いてあれば、ああ、ここまではわかっていたんだ、ということは明確になるから、そこで部分点のつけようがあるわけです。

で、部分点というのは別に採点が甘くなったわけではないが、ただ、こういう部分点を付けていく方が実は差は明確になっていくことが多いのです。力のある子を切り捨てずに済むところがある、といってもいいかもしれません。

だから記述式の問題はやはりていねいに式や説明を書いていくことが大事になります。採点の先生方は一生懸命読み取って、ある程度わかっていたらそこそこの点数はつけようと思っているので、その期待に応えた方が結果は良くなるでしょう。

したがってまずは式をていねいに書く、ということからしっかり始めてください。

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後半戦再開

今日、すでに塾バックを抱えた子どもたちを見ました。

もう、再開しているところもあるのかもしれませんが、18日から夏期講習が再開するところも少なくないでしょう。

とはいえ、学校の再開も早まっているので残りの夏休みは後1週間ぐらいでしょうか。

その間にまだまだやることは多いと思いますが、しかし、優先順位をしっかり決めてよくわかった、よく覚えたというところが実感できるようにしてください。

何問終えた、ということはひとつの目安かもしれませんが、勉強の本質はそこにはありません。

やはり何がわかったのか、ということを明確にすることが大事です。

電気が嫌いな子に、電気を勉強させるのは大変かもしれませんが、しかし、わかってしまえば、今度は「電気は得点源!」と言えるようになるのです。

だから、できないをできるに変える、この点にしぼってがんばっていきましょう。

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中和に関する問題

2014年成城中学の問題です。


次の文を読み、以下の問いに答えなさい。

【実験1】
A~Dの4つのビーカーに、ある濃さの塩酸と、水酸化ナトリウム水溶液をそれぞれ加えて混ぜた後、BTB液を2、3滴加えました。加えた塩酸および水酸化ナトリウム水溶液の体積とBTB液を加えたときの色は次の表のようになりました。

図1

問1 この塩酸50㎝3をちょうど中和させるのに必要な水酸化ナトリウム水溶液は何cm3ですか。

問2 ビーカーAの水溶液をおだやかに熱して、出てきた気体を集めました。この気体の名前を答えなさい。

問3 次のア~オの金属のうち、ビーカーDの水溶液に加えて熱したところ、水素が発生するものをすべて選び、記号で答えなさい。

ア 鉄 イ 亜鉛 ウ 銅 エ 金 オ アルミニウム

【実験2】

実験1と同じ塩酸40㎝3に、実験1と同じ濃さの水酸化ナトリウム水溶液を加えてまぜた後、熱して水分を蒸発させ、残った固体の重さを調べました。水酸化ナトリウム水溶液の体積を変えて何回か実験したところ、次のグラフのような結果になりました。

問4 グラフの中の空欄にあてはまる数を答えなさい。

問5 塩酸40㎝3に、水酸化ナトリウム水溶液50㎝3を加えて熱したとき、残った個体には2種類の物質が含まれていました。何という物質が何g含まれていましたか。


【解説と解答】
問1
BのBTB反応が緑色になっているので塩酸:水酸化ナトリウム水溶液=4:3で中和します。
したがって50×$$\frac{3}{4}$$=37.5

【答え】37.5cm3

問2 
Aは酸性のままですから、塩酸が残っています。したがって熱すれば塩化水素が出てきます。

【答え】塩化水素

問3
Dは水酸化ナトリウム水溶液が残っています。したがって水素が発生するのは亜鉛とアルミニウムです。

【答え】イとオ

問4
中和は4:3とわかっていますから塩酸40㎝3を中和させる水酸化ナトリウム水溶液は30cm3です。

【答え】30cm3

問5
グラフから水酸化ナトリウム10cm3には水酸化ナトリウムが1.44-1.17=0.27g含まれています。
グラフから中和でできる食塩は1.17gとわかっていますから、残り水酸化ナトリウム20㎝3に含まれる水酸化ナトリウムは0.27×2=0.54gです。

【答え】
食塩1.17g 水酸化ナトリウム0.54g

「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)

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