投稿者「tanaka-admin」のアーカイブ

まずはじっくり考える姿勢を

来年の受験に向けて、授業を再開した塾が増えてきました。

そろそろ5年生は新6年生としての生活がスタートします。で、勉強のペースも上がるし、また通塾の回数も増える塾が多いでしょうが、そのめまぐるしさに気を取られてしまうと、じっくりと問題を考える姿勢がなくなってしまう場合があります。

一応、すべての内容を終えた、という塾が増えていますが、もちろんここからいろいろな力を伸ばしていかなけれびけない。特に算数で大事なのは、応用力を伸ばすことです。

で、そのためにはやはりじっくり問題と取り組むことが大事。解ききれなくとも、いろいろな解き方を試していく時間が子どもたちの考える力を伸ばしていきます。

したがって最初にまずその時間をしっかり確保してください。

塾の回数が増える、ということは家での勉強時間が減るということです。これまで十分に復習てきた内容ができなくなる場合もあるのです。(授業が増えて、家で復習する時間が減れば物理的に無理だ、ということになるはずです。)

だから計画を立てないといけないわけですが、まず「じっくり問題を考える時間」を確保してください。これなくして、子どもたちの考える力を伸ばす方法はありません。
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中和に関する問題

2015年桜蔭中学の問題です。


ある濃度の水酸化ナトリウム水よう液と塩酸がある。これらの水よう液をいろいろな量で混ぜた。その水よう液を、赤色と音色のリトマス紙にそれぞれ一滴ずつたらして色の変化を見たのち、しっかりと水分を蒸発させ、残った固体の重さを調べた。下の表は、混ぜ合わせた水よう液の体積と、実験の結果を表したものである。以下の問いに答えなさい。

問1 リトマス紙の色の変化が以下の(a)~(c)の結果となるものは、表のア~カのどれですか。それぞれにあてはまるものをすべて選び、記号で答えなさい。あてはまるものがないときはXを書きなさい。
  (a)赤色のリトマス紙が青く変化した
  (b)赤色のリトマス紙も青色のリトマス紙もどちらも変化しなかった
  (c)青色リトマス紙が赤く変化した

問2 表のキ、クにあてはまる数字を答えなさい。

問3 混ぜた水酸化ナトリウム水よう液の体積と残った固体の重さの関係をグラフにすると、その形はどのようになりますか。ケ~タから選び、記号で答えなさい。


問1
(水酸化ナトリウム、塩酸)=(20、80)で中和していたとすると、(60、40)、(80、20)は水酸化ナトリウムだけが増えると考えられます。(20、80)から(60、40)は40cm3増えて5g固体が増えますが、(60、40)から(80、20)は20cm2で1.6gしか増えないので合いません。そこで
(水酸化ナトリウム、塩酸)=(40、60)で中和していたとすると、キ=6.8gとなり、(40、60)から(60、40)も、(60、40)から(80、20)も1.6g増えているので、これが正しいことになります。
もし(水酸化ナトリウム、塩酸)=(60、40)で中和していたとするとエは3.4×3=10.2gにならなければならないので、これも違います。
したがって
ア、イが酸性、ウが中性、エ、オ、カがアルカリ性になるので、(a)がエ、オ、カ。(b)がウ。(c)がア、イになります。

問2
したがってキ=6.8 クは10.0+1.6=11.6です。
(答え)キ 6.8 ク 11.6

問3
水酸化ナトリウムが40cm3で中和ですからグラフはケです。

「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)

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一目瞭然

入試が終わり、長年の受験勉強から解放されて、思い切り遊べるようになるわけで、すでにそうなっている子どもたちも少なくないでしょう。

しかし、様子を見ているとこれまで自分で勉強していた子どもたちは、遊ぶことに多少飽きてくることもあるのです。

「ぼちぼち、勉強したいなあ。」とか。

これは別にポーズではなくて、自分で勉強してきた子は知的好奇心をまた満足するような経験に出会いたい、と思うからでしょう。

しかし、逆に勉強させられてきた子どもたちは、解放された以上とことん解放されることを望むから、帰ってこない。

結果として中学に入っても同じような状況になっていく可能性が出てきます。

それはそれでいい、また自分から帰ってこないと結局は勉強しないから、という議論もあるが、しかし、本当を言えばそういう遠回りはしない方がいいのです。

これからの子どもたちを見ていれば、自分で勉強していた子か、そうでない子かは一目瞭然でしょう。

もしそうでないということがわかったら、「遊ばせる」のもほどほどにしないといけない、と考えなければなりません。今のうちに・・・。

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