投稿者「tanaka-admin」のアーカイブ

後ろからついていくよりは

学校選びの段階で、合格ぎりぎり、という学校を受けるべきなのかどうか、聞かれることがありました。

「たとえ入ったとしてもついていけないのでは」

「後ろからついていくよりは、上位にいられる学校の方が良いのでは」

というお話。まあ、心配はわからないではないが、しかし、この時点では判断がつかないのです。

実際に入試は僅差の勝負なので、入ったときはみんな、そんなに開いていないのです。しかし、入学後の勉強や生活態度によって、一気に差が開いてくる。

例えば模擬試験の成績も良く、きっと上位で合格したであろう子どもであっても中学1年の1学期の成績が暗澹たるものになる可能性はあるわけです。勉強しなきゃ、すぐに差がひらく。

そんなに差が開いていなかったところでスタートラインはほぼ同じだと思っていいが、前に進む子と後ろに下がる子がいれば差は開くに決まっているわけです。

で、それは成績がぎりぎりだった子とは限らない。良く補欠が回ってきて

「入ってもびりだから苦労するのではないか」

と言われることがありますが、まずそんなことはない。補欠だと知っているから、本人がまずいと思っている分、頑張る子が多いので、普通にがんばれば差は十数点の範囲にとどまることだから心配はいらないのです。

だから、ここはぎりぎりでも大いに狙うべきです。

そして合格したら、そこで安心せず。普通に努力するぐらいはやるようにすれば、少なくともそう心配しなくともすむはずです。

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集団が上昇しているから

これから子どもたちは仕上げの時期に入っていきます。

ということは、全体としてやはり力はついて上昇している。例えば9月の模擬試験の偏差値50と11月の模擬試験の偏差値50は、集団が同じであるとするならば当然11月の方が力が上であるわけです。

だから、偏差値がなかなか上がらないとしても、勉強していないわけではないし、努力していないわけでもない。

にもかかわらず、成績が上がらないと

「上がらないわねえ」

とため息をつかれたりして、かわいそうでしょ?僕たち、って子どもたちはきっと思っているのです。

集団の向上よりもさらに上を行かないと成績は上がらないのだ、ということは念頭に置いておいてください。

下がったとして実はあまり変わっていない、だけなのかもしれない。

にも関わらず「下がった」と認識させてしまうと、自信を失う。だって、本人はそれなりにやっているつもりです、から。

それでスランプに入ってしまう場合だってあるのです。子どもたちは別に経験豊かではないのです。プロ野球で言えば全員がルーキーみたいなもんだから、そううまくいくものではない。

だから、ほめて、ほめて、何とか自信を維持してあげないといけません。

良いボール投げるねえ、って言われないと心が折れちゃうことだってあるんですから。

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第207回 併願校の過去問

■ 第一志望の過去問は夏休みぐらいから、取り組んできて割と順調に進みます。うまくすると10年分を3回やる、ということも可能かもしれません。同じ問題をやれば、当然記憶している問題も多いから、2回目、3回目と進むにつれて点数も良くなっていくでしょう。それが子どもたちの自信につながっていくこともあります。

■ が、併願校の場合、模擬試験をやっていくにつれてだんだん決まっていくわけで、ぎりぎり12月にすべての併願校が決まる、ということも充分あり得る。そこから過去問をやろうと思っても、もう間に合わない、というケースはあり得るでしょう。まあ、早めに決められればいいわけですが、どの辺が安全か、はなかなか絞りきれないところもあるから早くから練習できるとは限りません。

■ で、今の過去問集は10年分ぐらい入っているので、それくらいやらなきゃ、という感覚があるかもしれませんが、別にすべての過去問をやる必要はないのです。ただ、全くやらないよりは当然、やった方が良いに決まっている。だからすべての併願校を10年分出なくてもいい。ただすべての併願校の過去問はやった方が良いでしょう。

■ 試験前、どういう問題が出るのかを知らずに受験するのは、あまり有利な状態とは言えない。併願校を決めるタイミングにもよりますが、上手に計画していきましょう。

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