投稿者「tanaka-admin」のアーカイブ

番狂わせが起きる場合

入試が終わった後、問題を見ていて、「いやだなあ」と思うときがあります。

それは一見して問題がやさしいな、と思ったとき。こういうときにはやはり番狂わせが起きやすい。できる子でもミスをするし、多少力が足りなくてもやさしければ問題が解けることがある。そうなると、できると思っていた子が落ち、厳しいかな、と思う子が合格することが出てくるのです。

で、近年、各校の問題を見ているとやはりやさしくなった、という印象が強い。先生方に聞いてみても、差がある程度開くように、できる問題を増やしている、という話ですから、近年番狂わせは起きやすくなっているのです。

だから「やさしいな」と思ったときは、もう一段気を付けないといけない。「やった、解ける、解ける、簡単じゃん」と思って解いていると、案外、ミスをする可能性も出てくる。そしてみんながある程度できると、ちょっとしたミスが大きな差につながってしまう場合があるのです。

したがってやさしいと思うときは本当に気を付けないといけない。確実に得点するのも大事だが、さらに言えば、簡単に捨ててはいけない。問題をよく読んで、一部だけでもできる、という問題は結構あるので、とにかく隙を作らずていねいに解くことが大切です。

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第214回 親は動じない

■ この時期ぐらいから、もうお父さん、お母さんはどっしりと構えた方が良いと思うのです。まあ、確かに子どものすることだから、不安はあるでしょう。結果も心配かもしれない。しかし、子どもの受験だし、まだまだ先が長いのだから、ちゃんとこの先も応援してあげるさ、というような気持ちになっていることが子どもの精神的な状態にはプラスになると思うのです。

■ 子どもたちだって心配ではあるでしょう。でも、まあ、なんとかなるさ、ぐらいに思っていれば、むしろ力が出しやすい精神状態になることは間違いない。あまりプレッシャーがかかりすぎてもいけないし、だからといってある程度は気が引き締まっていた方が良いのも事実。その頃合いを作り出すのが、お父さん、お母さんの雰囲気かもしれません。

■ 合格したら、合格したでがんばらないければいけないし、残念でもまた次のチャンスがある。そんな風に考えておかれれば、ご自身がプレッシャーに悩むことがない。ということは、その状況が子どもたちに伝わるから、子どもたちもある程度は気持ちが和らぐようになるのです。

■ あまり気が付いておられない方が多いですが、子どもたちは本当にお父さん、お母さんのことをよく見ています。だから、お父さん、お母さんの心理状態が子どもたちに伝わりやすい。なので、どかっとした感じでこれからの時間を過ごしてください。

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比と割合に関する問題

2015年栄光学園の問題です。


3つの水そうア、イ、ウと3つの注水口A、B、Cがあります。アとウの容積は同じで、イの容積はアの半分です。注水口A、B、Cから出る1分あたりの水の量はそれぞれ一定です。Aだけで水そうアに水を入れると20分でいっぱいになり、Bだけで水そうアに水を入れると15分でいっぱいになります。
(1)図1のようにA、Bから空の水そうアに同時に水を入れはじめると、何分でいっぱいになるか答えなさい。

 注水口の先につなぐことのできる3つの装置X、Y、Zがあります。これらは、それぞれ一定の割合で水を分けることができます。

(2)図2のようにA、Bから空の水そうア、イに同時に水を入れはじめると、アとイはちょうど同じ時間でいっぱいになりました。このとき、かかった時間を答えなさい。また、装置Ⅹによって、Bからアとイに分けられた水の量の比を答えなさい。

(3)図3のように、装置Y、Zをつなぎます。装置ZはCの水をイとウに1:3の割合で分けます。A、B、Cから空の水そうア、イ、ウに同時に水を入れはじめると、ア、イ、ウはちょうど同じ時間でいっぱいになりました。このとき、装置YによってBからアとイに分けられた水の量の比を答えなさい。


【解説と解答6
(1)
アの容積を【60】とするとイの容積は【30】Aは1分に【3】、Bは1分に【4】入れることができることがわかります。
したがって60÷7=8$$\frac{4}{7}$$分
(答え)8 $$\frac{4}{7}$$分

(2)
アとイの合計は【90】で、AとBの1分あたりの和は【7】ですから、満水になるまでの時間は90÷7=$$\frac{90}{7}$$分=12 $$\frac{6}{7}$$分です。
Aはその時間で【3】×$$\frac{90}{7}$$=【$$\frac{270}{7}$$】 【60】ー【$$\frac{270}{7}$$】=【$$\frac{150}{7}$$】
【$$\frac{150}{7}$$】:【30】=5:7です。
(答え)12 $$\frac{6}{7}$$分 5:7

(3)
満水になった時間が同時になので、アに入った水とイに入った水とウに入った水の比は2:1:2です。
Aからアに入った水は1分あたり【3】、Bからアに入った水を1分当たりP、Bからイに入った水を1分当たりQ、Cからイに入った水を1分あたり(1)、Cからウに入った水を1分あたり(3)とすると、
Q+(1)=(3)÷(2)=(1.5)
Q=(0.5)
【3】+P=(3)
P+Q=【4】
Q=(0.5)ですから、P=【4】-(0.5) 【4】-(0.5)+【3】=(3)より【7】=(3.5)(1)=【2】です。
したがってP=(1.5)ですから、P:Q=1.5:0.5=3:1になります。
(答え)3:1

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