投稿者「tanaka-admin」のアーカイブ

第216回 行く学校をベストにする

■ いよいよ入試が近づいてきました。子供たちにもお母さんにもプレッシャーがかかってくる時期です。ここまできたら、何とか合格してもらいたいと思うのは誰しも同じですが、実際の入試の平均倍率はおよそ3倍、むしろ不合格の数のほうが多いのです。

■ その現実の中で、ともすればお母さんも突然不安にかられることがあるかもしれません。また実際に入試が終わった後、「この学校に入るためにがんばってきたのではない」というような喪失感みたいなものに襲われる方も少なくないそうです。

■ そこで、このような心構えをもたれるとよいでしょう。

■ いずれにしても6年生は来年の4月には中学生になります。義務教育ですから、必ずどこかの中学校には行くのです。どこへ行こうと、進学した学校をベストにすればいい。つまり「この子にとってあの学校に行ったのが結局良かった」と思えるようにしていけばいいのです。

■ 以前私が教えた子が第一志望に入らず、滑り止めに行くことになってしまいました。本人としては第一志望に入れると思っていたために、かなりがっかりしてその学校に進学しました。しかしその学校では、大学の系列で体育系のクラブのコーチ陣が充実していました。彼は硬式テニス部に入り、黙々と練習しました。(中学の成績はあまりたいしたことはなかったようです。)その努力が報いられて高校でインター杯に出場できることになりました。もちろん途中で敗退したのですが、この出場が彼に新たな自信をもたらします。「テニスでできるなら、勉強でもできる」結局現役で第一志望の東大に行きました。

■ 彼にももちろん喪失感はあったでしょう。しかし進んだ学校で第一志望では到底得られない経験(インター杯出場)を得たのです。つまりはそこをベストにすることができた、だから「この学校に来て良かった」と心から言えるようになったのだと思います。

■ お母さんもお父さんも、そういう気持ちで子供たちのがんばりを見守ってあげてください。そのことが結局は子供たちの自信を引き出し、新たな道を開いてくれるでしょう。

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規則性に関する問題

2015年学習院女子の問題です。


「1」から順に番号が書いてある1辺が1cmの正方形のカードがあります。このカードを下の図のように規則的に並べて、大きな正方形をつくります。このとき、次の問いに答えなさい。

(1)次の正方形の最も左下の数と最も右上の数を求めなさい。
①1辺が7cmの正方形
②1辺が20cmの正方形
(2)「14」は4cm以上の正方形で現れ、位置は「1」から見て、1枚右で、2枚下です。「2015」は1辺が何cm以上の正方形で現れますか。また、「1」から見た位置を答えなさい。


【解説と解答】
(1)
①1辺の長さが偶数のときは、左下に最大の数が来て、奇数の時は右上に最大の数がきます。
7cmは49が最大になるので、これが右上。左下はその一つ前ですから6×6+1=37になります。
(答え)左下37 右上49
②同様に20cmは最大が20×20=400でこれが左下。右上はそのひとつ前なので19×19+1=362
(答え)左下400 右上 362

(2)
14は4×4で現れますが、3×3にはいません。
2015を考えてみると45×45=2025で、44×44=1936ですから45cmで現れます。45cmですから、奇数なので、最大は右上です。そこから10下がるので左から35のところにあります。
1は奇数の場合は真ん中にいるので、左から23番目、上から23番目です。したがって22枚上、12枚右です。
(答え)45cm以上  12枚右 22枚上

「映像教材、これでわかる数の問題」(田中貴)

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無理がきかないから

中学受験は小学生がやる受験勉強ですから、土台無理がききません。体力がないから、夜遅くまで勉強するのは無理なので、だから多少なりとも準備期間が長くなる、というのは確かに一理あるところですが、しかし、それが前倒しになると、また難しさが出てくる。

つまりその時期はまだまだ受験勉強をするような時期ではなく、また基礎力も十分でないということなのに、最初からどんどん難しいことを勉強させられる。しかも、ペースが速い。だからついていけない子が多く出てきているのが現状なのです。

本当は、小学生がやる受験勉強だから、とにかく効率良く勉強させないといけないし、また本人自身の学力に合わせて進まなければいけないのだが、そんなのお構いなしに塾のペースで進んでしまう。ついてこれなければ、受験にはならない、と言われるとがんばるしかないわけですが、でも本当にそうかといえば、そうではない。

中学受験は高校受験や大学受験と違い、学校の勉強とは大きくかけ離れてしまっているから、こういう事態になっているところもあるので、負担をかけてはいけないところに負担がかかっている分、最近子どもたちの力が伸び悩んでいるように思えます。

だから、4年生、5年生のときについていけないからといって、あせってはいけません。まずはできることに集中し、できそうにないことは後回しにしても良いのではないでしょうか。

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