我が家のコントロールに戻す

中学受験は塾のペースで進みます。

これは出題内容が小学校の履修範囲から大幅に逸脱しているから。学校で習うことだけでは差がつかない。だから「小学生でもできる」という範囲になっているが、小学生だっていろいろいるわけで、基本的には学校の内容で、中学2年生ぐらいまで、というのが目安になる。

だから、それを勉強するペースを塾が創っているわけですが、しかし、塾は営利団体ですから、塾の利益に繋がることを考える。

昨今の低学年からの受験スタートはその典型でしょう。

だから、なるべく我が家のコントロールの届くところで受験はした方が良いのです。

ただ、それには親がある程度いろいろやらないといけないところがある。だから、つい、塾にお任せになりやすい。

が、それは子どもたちの負担を増やすばかりになるのです。そればかりではなく家庭の経済的負担も大きくなる。

だから、ここはやはり我が家のコントロールの範囲で受験を進められるように、いろいろ考えていきましょう。



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どんな子に来てほしいのか

入試問題には、どんな子が来てほしいのか、ちゃんと書いてあります。

例えばある学校は、理科の実験とレポートが毎月ある。

そうすると、その実験とレポートがちゃんと書けるか、図を書いたり、文章を書いたりする問題を出す。

入学後、苦労しなくても済むようにしたいからです。

大学附属校の場合、大学受験をさせる必要はないので、算数は基本的なことががっちり出来れば良いから、標準的な問題がずらっと並ぶ問題になります。

一方、大学受験校で、理系を多く輩出したいと思っていたら、理科計算を難しくする。

そういうことがひとつひとつ、過去問には書いてある。

だから、過去問を優先するのです。

これを優先せずに、塾が考えた教材を優先したとしても、子どもたちがリアルに感じるものは若干違ってくるでしょう。


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何かを加えると、何かができなくなる


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第593回 スタートはどんどん早くなる

■ 中学受験準備のスタートは今平均的には3年生の2月から、ということになっていると思いますが、すでに2年生の2月からというところが増えてきています。

■ 2年生の2月というのは、3年生になる年だから、結局3・4・5・6年の4年間が受験準備ということで、中学校や高校の課程より長いのです。

■ しかし、これがさらに前倒しになるだろうと思っています。

■ というのも、塾は生徒確保の競争をしているわけで、あっちが早いのに、のんびりしているわけにはいかない。もっと早く始めよう、という競争になる。

■ したがって、次は1年生の2月、というのが始まり、すでに小学校1年生からスタートします、という塾も現れています。

■ 中学受験は、高校受験や大学受験と違い、学校が関わるところが非常に少ない。その分、塾が主導するから、こういうことが起こるわけで、そうなると親の方がある程度自制していかないと、子どもたちの負担は大きくなるばかりになる。

■ しかし、塾は煽りますから、「そんなことでは合格しません」みたいな話になってくる。

■ 歴史上、まあ、そういうことは繰り返されているわけですが、しかし、やはり出題されるところは、「小学校5・6年」で習うことばかりなのです



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