第593回 スタートはどんどん早くなる

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■ 中学受験準備のスタートは今平均的には3年生の2月から、ということになっていると思いますが、すでに2年生の2月からというところが増えてきています。

■ 2年生の2月というのは、3年生になる年だから、結局3・4・5・6年の4年間が受験準備ということで、中学校や高校の課程より長いのです。

■ しかし、これがさらに前倒しになるだろうと思っています。

■ というのも、塾は生徒確保の競争をしているわけで、あっちが早いのに、のんびりしているわけにはいかない。もっと早く始めよう、という競争になる。

■ したがって、次は1年生の2月、というのが始まり、すでに小学校1年生からスタートします、という塾も現れています。

■ 中学受験は、高校受験や大学受験と違い、学校が関わるところが非常に少ない。その分、塾が主導するから、こういうことが起こるわけで、そうなると親の方がある程度自制していかないと、子どもたちの負担は大きくなるばかりになる。

■ しかし、塾は煽りますから、「そんなことでは合格しません」みたいな話になってくる。

■ 歴史上、まあ、そういうことは繰り返されているわけですが、しかし、やはり出題されるところは、「小学校5・6年」で習うことばかりなのです



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