月別アーカイブ: 2013年10月

週6日制

私立中学を見てみると、やはり週5日制よりは週6日制の方が多いでしょう。

公立の場合は、ゆとりの時代に週休2日制に入り、まあ、これが結構しんどい状態を招くことになった。つまり、カリキュラムが終わらない。だから例えば2期制にして、終業式と始業式を1日削って授業時間に充てるとか、もうそれはいろいろな手を使う。夏休みが短くなったのも、そういうところがあるのです。

それでもさすがに、週6日、授業をやるということには追いつけない。それで週6日制に戻そうとする案が浮上しているようです。これは、何となくわかる気がするわけですが、小学生はどうだろうか、と思う点はあります。

せっかく土日にもし、お父さん、お母さんが休みなら、家族で土日に出かけることもできるだろうから、と思ったのでありますが、子どもたちに言わせると、そうでもないらしい。

「どちらかといえば、土曜日学校があってもいいから、夏休みが長い方がいい。」

「土日はどこに行っても混んでるし。それよいは、平日に休みがとれないかなあ。」

ということで、案外土曜日に授業があるのは平気のようです。ならば少なくも中学はそろそろ週6日に戻すことを考えた方が良いかもしれません。

少なくも私立は週6日にこれからほぼそろっていくのではないかと思います。

2014年から晃華学園が週6日に戻すそうですが、この流れは続いていくでしょう。

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速さと比(1)

これまで具体的な速さを用いて旅人算や速さの問題を解いてきましたが、比を使って速さの問題を解くこともできます。実際に入試問題では、比と速さの問題は各校とも必ずといっていいほど出題するテーマですから、まず基本をしっかりマスターしていきましょう。

速さの3公式はすでに覚えていると思います。これは別に3つ覚えずとも

速さ×時間=距離

を1つ覚えておけば、時間を出すときは距離÷速さでいいし、速さを出すときは距離÷時間でいいわけですが、ここで速さと距離、時間と距離は比例することがわかります。

つまり速さを2倍にすれば、動く時間が同じでも距離は2倍になる。

また速さが同じでも動く時間が2倍になれば、距離は2倍になるのです。

一方、同じ距離であるならば、速さと時間は反比例します。

つまり一定の距離を移動するのに、速さが2倍になれば、時間は半分になる。逆に、速さが半分になれば、時間は2倍かかるということになるのです。

これを利用して、速さの問題を比で解く解法を練習していきましょう。


(例題1)
太郎君がAからBまでいく時間と、次郎君がAからBまで行く時間の比は2:3です。太郎君が次郎君よりも分速で20m速い時、次郎君の分速は何mですか。


(解説と解答)
同じ距離を移動するのにかかる時間の比が2:3であるならば、速さの比は3:2になります。
太郎君の速さは次郎君よりも分速20m速いので1が20mですから、次郎君の分速は20×2=40mになります。
(答え)40m


(例題2)
太郎君と次郎君が100m競走をしました。太郎君がゴールしたとき、次郎君はゴールの手前20mのところにいました。
二人が同時にゴールするために太郎君のスタートラインを後ろに下げることにします。(次郎君は100m走ります。)
太郎君のスタートラインは何m下げればよいですか。


(解説)
太郎君が100m走るとき、次郎君は100-20=80m走るので速さの比が100:80=5:4です。
今度は次郎君が100m走るので、太郎君は100÷4×5=125m走ることになるので、スタートラインは
125-100=25m下げることになります。
(答え)25m


(例題3)
太郎君は朝8時に家を出て、分速80mで行くと5分遅刻します。そこで朝7時55分に家を出て分速100mで行ったところ、始業時刻の5分前に着きました。次の問いに答えなさい。
(1)始業時刻は何時何分ですか。
(2)家から学校まで何mですか。


(解説と解答)
(1)分速100mで行くとき、8時に出発すれば、太郎君は始業時刻ちょうどに着くことになります。
速さの比は80:100=4:5ですから、同じ距離を移動するのにかかる時間の比は5:4になります。その差の1が5分ですから、100mで行くと5×4=20分かかるので、8時20分が始業時刻になります。
(答え)8時20分
(2)距離は100×20=2000mです。
(答え)2000m


(例題4)
太郎君は家から学校に向かいましたが、出発して6分後に忘れ物をしたことに気が付き、最初の速さの1.5倍で家にもどり、1分間で忘れ物を探し、最初の2倍の速さで学校に向かったところ、予定した時刻に学校に着きました。これについて次の問いに答えなさい。
(1)太郎君が再び家を出発したのは最初に出発してから何分後ですか。
(2)太郎君は最初の速さで家から学校まで何分かかりますか。


(1)最初の速さの1.5倍にするということは、速さの比は2:3ですから、かかる時間の比は3:2です。忘れ物に気が付くまで6分ですから、引き返すのには6÷3×2=4分かかります。忘れ物を1分で探したので、再び家を出たのは6+4+1=11分後です。
(答え)11分後

(2)再び家を出発してから最初の2倍の速さにしたので、かかる時間の比は2:1になります。その差の1が11分ですから、11×2=22分で、太郎君は最初の速さでは家から学校まで22分かかることになります。
(答え)22分


(例題5)
AからBまでは上り道、BからCまでは下り道になっています。

太郎君は上りの速さは分速40m、下りの速さは分速60mです。
AからBを通ってCまで行くのに40分かかり、CからBを通ってAまで行くのに36分かかりました。
ABの距離は何mですか。


(解説と解答)
ABの方が長いので、行きの方が時間が長くなります。今BCと同じ距離をBからAの方にとり、その地点をDとすると、図のようになります。

このとき、D→B→CとC→B→Dにかかる時間は同じです。したがって40-36=4分はADの上りと下りの差によって生まれます。
40:60=2:3よりかかる時間の比は3:2。その差の1が4分ですからAからDまでは上りで12分かかります。
A→B→Cは40分でA→Dは12分ですから、残りの時間は40-12=28分です。
D→BとB→Cは同じ距離ですから、かかる時間の比は3:2になります。28÷(3+2)×3=16.8分がDからBまで上る時間です。
したがってAからDまでは40×(12+16.8)=1152m
(答え)1152m

ポイントとして、同じ距離を動く場合は、速さの比がa:bであるならばかかる時間の比はb:aになる、ということです。

速さの問題を比で解く場合、同じ距離を動くところ、同じ時間を動くところに着目すると、そこから問題が解けることが多いので、そこに注目してください。

以下のプリントもお役立ていただければと思います。

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水溶液に関する問題

2013年 早稲田中学の問題です。


7つの物質A~Gをそれぞれ水にとかしてつくった水溶液がある。この7つの水溶液は、1)砂糖水、2)塩酸、3)ほう酸水、4)石灰水、5)食塩水、6)炭酸水、7)水酸化ナトリウム水溶液のいずれかである。A~Gが何であるかを確認するために、いろいろな組み合わせで2種類の水溶液(X、Yとする)を混ぜ合わせる実験を行った。水溶液XにはBTB溶液を数滴入れ、10mLとした。これに水溶液Yを混ぜて色の変化を調べた。また、BTB溶液を含まないXにYを混ぜてから、加熱して水を蒸発させたときに何が残るかを調べた。表はそのとき用いた水溶液の組み合わせと、結果を示している。以下の問いに答えよ。

問1 水溶液1~7の中で、固体がとけて酸性の水溶液になっているものを選び、番号で答えよ。G

問2 物質A、C、Eがとけた水溶液は何か。1~7からそれぞれ選び、番号で答えよ。
問3 (  あ  )にあてはまる言葉として最も適したものを選び、記号で答えよ。
   ア 青色のままだった イ 黄色のままだった ウ 緑色のままだった
   エ 青色に変化した  オ 黄色に変化した  カ 緑色に変化した

問4 (  い  )にあてはまる言葉として最も適したものを選び、記号で答えよ。
   ア 固体Aが残った  イ 固体Dが残った  ウ 固体AとD残った
   エ 何も残らなかった

問5 A~Gをとかした水溶液の中で、水を蒸発させた後も加熱を続けたとき、黒いこげが見られるものがあった。この水溶液はA~Gのいずれをとかしたものか。記号で答えよ。


問1 固体が溶けて酸性になっている水溶液は、3)ほう酸です。
(答え)3)

問2 ①は、緑色ですから、中性です。したがって中和をしたか、両方とも中性の可能性がありますが、固体Fだけが残ったことから、中和したことがわかります。
②で同じ組み合わせながら、Bが多く混ざるとさらにBが出来ていることから、Bは水酸化ナトリウム、Aは塩酸であり、Fが食塩であると考えられます。
③はやはり中性です。①と同じように2つの固体が出来ていないことから、これも中和したと考えられ、炭酸水と石灰水の可能性があります。炭酸水と石灰水をまぜると新たに炭酸カルシウムができますが、石灰水は水酸化カルシウムが溶けているので、Dを減らしたら新たな物質が出たことから、Cが石灰水、Dが炭酸水になります。
⑤の溶液は酸性。DとGを混ぜてGが残るのだから、DもGも酸性で、Gは固体が溶けていなければならないので、ほう酸とわかります。したがって残るEはさとう水。
A 塩酸 B 水酸化ナトリウム水溶液 C 石灰水 D 炭酸水 E さとう水 F 食塩水 G ほう酸水
(答え)A 2) C 4) E 1)

問3 塩酸と大量の炭酸水ですから、ともに酸性になるので、イ。
(答え)イ

問4 問3から共に溶質が気体の水溶液ですから、何も残りません。
(答え)エ

問5 こげが出るのはさとう水ですから、E
(答え)E

「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)

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