月別アーカイブ: 2013年8月

第98回 お父さん、お母さんが記述の採点をするなら

■ 学校によっては、国語で記述問題が出る場合があると思います。その過去問をやって、お父さん、お母さんが採点をされることがあるかもしれません。

■ 塾によっては国語の先生が記述の採点、添削をしてくれるという場合もあるでしょうが、たくさんの生徒がいるとなかなか帰ってこない。となると、復習するのに間が空いてしまって、子どもが何をやったのか忘れてしまう場合もある。やはり、採点は子どもがやってから、あまり時間を空けずにやった方が良いのです。

■ そこで、記述の採点のやり方ですが、実は、模範解答と呼ばれるものが正しいかどうか、わからない。学校が解答を発表していれば別ですが、実は解答というのは、概ね塾の先生が書いているのです。もちろん、合っているだろうけれど、しかし、では先生が書いた解答が満点であるかどうか、といえば100%そうとは言いにくい。

■ したがって、模範解答と似た答えであれば、まず○としてしまって良いのです。ただし、言っていることがよくわからないのはダメです。子どもが何を説明しているのか、お父さん、お母さんが読んでもよくわからなければ、採点する先生もよくわからない。だから点数はあげられません。

■ なぜ、何を言っているか、よくわからなくなるのか。実は一文が長いからです。だんだん書いているうちに、考えが次に移っていき、主語と述語が一致しなくなったりする。何だろう、この文章は?みたいなことになってしまうと、これは点数にならない。

■ 私は良く、子どもたちに1つの文は1つのことを言えば良い、と指導しました。つまり短文を積み重ねる。一文を長くしないのです。一文を長くしなければ、主語と述語が一致しないということもなくなります。それに読み手からするとリズムが出やすいので、よくわかります。子どもたちは長い文の方が高等なことをやっているように感じるようですが、これは国語の記述の解答としてはあまり良くはない。採点する先生にわかってもらえる文にするためには短文を積み重ねる方が有利です。

■ したがって、1つの文が1つのことを言うように、切って書いてもらう。漢字は直す。ということをやって、あとは何となく合っていれば、「満点!」をつけてあげてください。できれば華々しいマルがいいでしょう。国語は得意なんだ、ぐらい思わせる方がこれからはいいのですから。

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数をあてる問題

2013年、浦和明の星の問題です。


Aさんに0から63までの数のうち、1つを思い浮かべてもらい、。その数について6つの質問をしたところ、答えは次のようになりました。Aさんの思い浮かべた数を答えなさい。

(ア)その数を2で割った余りは1ですか? はい
(イ)その数を4で割った余りは2以上ですか? はい
(ウ)その数を8で割った余りは4以上ですか? いいえ
(エ)その数を16で割った余りは8以上ですか? はい
(オ)その数を32で割った余りは16以上ですか? いいえ
(カ)その数は32以上ですか。 はい


(ア)からまず奇数だとわかります。
(イ)から4で割った時の余りが2以上なので、奇数であることから4で割った時の余りが3です。
(ウ)8で割った時の余りが4以上ではないので、8で割った時の余りが1か3ですが、8で割ったときのあまりが1のものは4で割っても余りは1になるので、8で割った余りが3になります。
したがって以下の、数にしぼられました。
11、19、27、35、43、51、59
(エ)から11、27、43、49が残ります。
(オ)から11と43が残ります。
(カ)から43と決まります。
(答え)43

(エ)では16で割った時の余りが11になっています。8で割った時の余りが3の数は16で割っても3余るか、8+3=11余るかのどちらかです。
(オ)では32で割った時の余りが11になっています。16で割った時の余りが11の数は32で割っても11余るか、11+16=27余るかのどちらかです。

ただ問題を解く場合は、(ウ)の段階でかなり絞れていますので、後は実際に条件に当てはめていった方が答えは早く出るでしょう。


「映像教材、これでわかる数の問題」(田中貴)

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選抜クラスをつくる学校

学校のレベルを上げていく段階で、良く受験校では選抜クラスを編成します。

上位の大学合格実績をあげていくために、全員にそれを取り組ませることは、なかなか難しい。
最初からそんなに難しいことを全員にさせても、落ちこぼれてしまう子を作るだけなので、まず選抜していく。

そして、ある程度そういう子たちを手本にして、他の子どもたちのレベルもあげていこうとします。

その方法には実は2つあって、入試の段階で選抜クラスを作って他の生徒とカリキュラムからすべて別にする場合。

もうひとつは、最初から選抜クラスを決めず、中学1年生の後半か、2年生の前半からスタートさせる場合。

最近はよく「特別奨学生」を募集する学校もありますが、これもその手法のひとつです。

以前、ある学校が選抜クラスを編成するときに、その学校の校長先生と話をする機会がありました。

「校内で違うことをやるのに、月謝は同じ、というのは、何か不満が出ませんか?」

という質問をしたところ、その校長先生はしばらく困った顔をしていましたが、

「確かにそういう意見もあるかもしれません。ただ、全員に同じことをやる、では可能性のある子どもたちを伸ばすことができない。公平はもちろん大事なのだが、それだけではやはり充分な指導ができるわけではないのです。しかし、やがては全員が同じことをやれるような学校になりたいと思います。」

「そういう場合、途中から突然頑張り出す子どもたちもいますね。そういう子どもたちにもチャンスがあった方が良いのではないですか?」

と尋ねると、

「確かに、それはそうかもしれない。ただ、当然特別編成のクラスは先に行くので、
あとからついていけないかもしれない、と思っていたのですが。」
「じゃあ、先生たちに推薦してもらうのはどうですか。そうなれば、特別クラス以外の先生たちのモチベーションも上がるかもしれません。」

「なるほどねえ。一度、検討してみましょう。」

そのときは、それで話がおわったのですが、後日、校長先生と話をする機会があったとき、

「あのアイデアはいただきました。」

と言われました。やはり他の先生たちが、やる気を出した、ということのようでした。やはり、子どもたちだけでなく、先生たちもやる気になれば、学校のレベルアップはさらに加速します。

特別編成クラスや奨学生クラスの学校については、良く仕組みを調べておいた方が良いでしょう。
大事なことは、やはり継続して子どもたちも先生もがんばっていけるのか、というところだと思います。

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