第98回 お父さん、お母さんが記述の採点をするなら

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■ 学校によっては、国語で記述問題が出る場合があると思います。その過去問をやって、お父さん、お母さんが採点をされることがあるかもしれません。

■ 塾によっては国語の先生が記述の採点、添削をしてくれるという場合もあるでしょうが、たくさんの生徒がいるとなかなか帰ってこない。となると、復習するのに間が空いてしまって、子どもが何をやったのか忘れてしまう場合もある。やはり、採点は子どもがやってから、あまり時間を空けずにやった方が良いのです。

■ そこで、記述の採点のやり方ですが、実は、模範解答と呼ばれるものが正しいかどうか、わからない。学校が解答を発表していれば別ですが、実は解答というのは、概ね塾の先生が書いているのです。もちろん、合っているだろうけれど、しかし、では先生が書いた解答が満点であるかどうか、といえば100%そうとは言いにくい。

■ したがって、模範解答と似た答えであれば、まず○としてしまって良いのです。ただし、言っていることがよくわからないのはダメです。子どもが何を説明しているのか、お父さん、お母さんが読んでもよくわからなければ、採点する先生もよくわからない。だから点数はあげられません。

■ なぜ、何を言っているか、よくわからなくなるのか。実は一文が長いからです。だんだん書いているうちに、考えが次に移っていき、主語と述語が一致しなくなったりする。何だろう、この文章は?みたいなことになってしまうと、これは点数にならない。

■ 私は良く、子どもたちに1つの文は1つのことを言えば良い、と指導しました。つまり短文を積み重ねる。一文を長くしないのです。一文を長くしなければ、主語と述語が一致しないということもなくなります。それに読み手からするとリズムが出やすいので、よくわかります。子どもたちは長い文の方が高等なことをやっているように感じるようですが、これは国語の記述の解答としてはあまり良くはない。採点する先生にわかってもらえる文にするためには短文を積み重ねる方が有利です。

■ したがって、1つの文が1つのことを言うように、切って書いてもらう。漢字は直す。ということをやって、あとは何となく合っていれば、「満点!」をつけてあげてください。できれば華々しいマルがいいでしょう。国語は得意なんだ、ぐらい思わせる方がこれからはいいのですから。

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