最近は、あまり聞かなくなりましたが、9月、10月に過去問をやらせない塾が結構ありました。
「まだ、充分に復習が終わっていないのだから、過去問をやっても自信を失うだけです。今は、塾の宿題と復習だけやってください。どうせ、同じ問題は出ませんから。」
こういう塾は、あまり個別対応に長けていない、ということでしょう。つまり、なるべく全体を同じペースで、同じやり方をさせることによって、塾の指導をシンプルにしようとするのです。全員に同じことをやらせれば、教材もたくさんいらないし、個別に過去問の添削もする必要がない。
しかし、中学受験というのは、すべて独自入試。学校によって出題傾向も違えば、入学させようという人材像も違います。したがって、各校の入試傾向に対する対策を考えないと、無駄が多くなる。つまり、本当は出ないからやらなくていいことをやり、頻出する内容をしっかりやっていない場合が出てくるのです。
これに対して、学校別クラスを組み、過去問の対応を早くからして演習を積み重ねてきた塾が近年実績を伸ばしました。これは、まあ、当たり前の話なのですが、一度システム化されてしまったものはなかなか変えられないらしく、まだ過去問が遅れる塾があるようです。
「まだ、やってはいけない、と先生に言われて」
と11月に相談に来られた方が以前いらっしゃいましたが、これはやはり手遅れになる可能性がある。自分が受ける学校の内容を良く調べて、その傾向を対策することが一番効率が良いのに、遠回りしてしまってはそれは競争に負けてしまう可能性が高くなります。
過去問は家でやれるものだから、どんどん進めていってください。
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