月別アーカイブ: 2013年8月

ことばの壁

関西の塾が、関東に出てきてまずぶつかるのが言葉の壁です。

関西の先生は、当たり前だが関西弁を話す。イントネーションも違うし、関西の言葉はやや荒っぽく、関東では聞こえる。(聞こえるだけですが。)

最初に保護者に「あの、授業は関西弁ですか?」などと言われるので、先生もとまどうことが多くなります。

この事情は実は、関東の塾が関西の塾に行っても同じこと。

いわゆる標準語で授業をやると

「あの先生はすかしてる」

みたいな感覚に子どもたちはなるようです。これはやはり育ってきた言語環境が違うから、子どもたちはまったく悪くない。ただ、教えている内容が良くても最初の印象が悪いのは困る。

そこで関東の塾の場合で言えば、関西出身の先生と送り込むのが一番手っ取り早い。

関西出身の先生は東京では関西弁を隠しているところがあるわけですが、関西に行くと水を得た魚のように、饒舌になる。

また、関西で現地採用も進みます。関西の先生を採用して、研修して、教壇に送り出す。だから、当然、関東の塾が関西に定着するまでには時間がかかる。当然のことながら、最初はうまくいかない。転勤して関東の子が関西に行けば、これは関東の塾の方がありがたいと思うし、逆もまた真なりですが、しかし、決して人数が多いわけではないから、経営的には最初は大変。

しかし、そういう壁を突破していかないと、展開できる地域は広がっていかないのです。これはどんな産業でも結局は同じこと。

地域に根付いて行けるかどうかが問われているわけですから、郷に入っては郷に従え、で地道な努力が必要なわけです。

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寮のある学校

西大和学園の新年度の募集要項が発表されました。

2014年度西大和学園 県外入試要項

関東の方にはあまりなじみのない学校かもしれません。

奈良にある共学校で、男子は寮があります。

近くに中高一貫校がない地域では、中学から寮のある学校に入れる、というのがひとつの選択肢ではありますが、東京近県では一貫校が多いので、あまり選択肢には入らない。

むしろお試し受験の学校という感覚があるかもしれませんが、ここのところ進学実績も上がってきた難関校のひとつでしょう。

寮のある学校に子どもたちが入ると、やはり親元を離れる分、子どもがしっかりするというのはあります。今までだいぶ親がかりで育ってきたのが、他人に衣食の世話をしてもらいながら、しかし、子どもたち同士で刺激し合い成長していく姿は、目を見張るものがあります。

ただ、経済的には寮費もあるので、なかなかの金額になります。それになにより、お母さんが放したがらない。

まだまだかわいいと思っているから、「そんな、かわいそう」とつい思ってしまう。

しかし、中学2年にもなると、そろそろかわいくなくなってくる。

「こんなことなら寮に入れておけばよかった」などという話をちらほら聞くこともあります。

寮の管理がしっかりしている学校は、やはり教育環境としては魅力的です。単に「お試し受験」だけではなく、ひとつの選択肢としても考えてみてもいいかもしれません。

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過去問が遅れる塾

最近は、あまり聞かなくなりましたが、9月、10月に過去問をやらせない塾が結構ありました。

「まだ、充分に復習が終わっていないのだから、過去問をやっても自信を失うだけです。今は、塾の宿題と復習だけやってください。どうせ、同じ問題は出ませんから。」

こういう塾は、あまり個別対応に長けていない、ということでしょう。つまり、なるべく全体を同じペースで、同じやり方をさせることによって、塾の指導をシンプルにしようとするのです。全員に同じことをやらせれば、教材もたくさんいらないし、個別に過去問の添削もする必要がない。

しかし、中学受験というのは、すべて独自入試。学校によって出題傾向も違えば、入学させようという人材像も違います。したがって、各校の入試傾向に対する対策を考えないと、無駄が多くなる。つまり、本当は出ないからやらなくていいことをやり、頻出する内容をしっかりやっていない場合が出てくるのです。

これに対して、学校別クラスを組み、過去問の対応を早くからして演習を積み重ねてきた塾が近年実績を伸ばしました。これは、まあ、当たり前の話なのですが、一度システム化されてしまったものはなかなか変えられないらしく、まだ過去問が遅れる塾があるようです。

「まだ、やってはいけない、と先生に言われて」

と11月に相談に来られた方が以前いらっしゃいましたが、これはやはり手遅れになる可能性がある。自分が受ける学校の内容を良く調べて、その傾向を対策することが一番効率が良いのに、遠回りしてしまってはそれは競争に負けてしまう可能性が高くなります。

過去問は家でやれるものだから、どんどん進めていってください。

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