月別アーカイブ: 2013年2月

公立一貫校と私立の準備を並行させるには?

ある塾の教務の責任者と話をしたときのことです。最近は公立一貫校の人気が高くなっているので、その対策はどうしているか?という話になりました。

「特に対策というのは考えていません。」
「別にクラスを作るとか、そういうことは一切ない?」
「ええ、ありません。私立の場合だと学校別対策をする、というのはわかるのですが、PISA型というのは、やはり思考力と記述力が問われるわけです。でも、それは私立の問題を解いていれば、自然にできてくる。知識はいらない、とはいってもやはりそこそこものは知っていないといけないわけだから、したがって、私立対策をしていれば充分だと思っています。」

ということでした。

この考え方は一理あると思っています。公立一貫の対策だけをしていると、一般の中学受験の問題はなかなか解けない。しかし、一般の中学受験の準備をしていれば、確かに公立一貫校をカバーできないわけではありません。

「確かに公立一貫校を受けたいというご家庭は多いのですが、しかし結局1日だけなので、それ以外の学校をどうするかを考えていないといけないわけです。公立一貫だけを受ける、というのであれば、ウチがやっていることは多すぎることになるわけですが、しかし、やはり受験準備をされる以上、他の学校も受験される場合があるでしょう。だとすれば、むしろ一般の受験の対策をしっかりすることの方が理にかなっていると思うのです。」

この塾は、公立一貫校の合格者をかなり出しています。しかし、その合格者はほぼ、私立の合格者と重複しています。つまりこの塾には「公立一貫だけを受ける生徒」がほとんどいない、ということでしょう。

一方、塾によっては公立一貫専門をうたうところもあります。ただ、この場合は他の私立を受験することは難しいでしょう。したがって公立一貫校と私立の準備を並行させるには、私立の準備をすればよいということなのです。

もちろん過去問などの対策は自宅でしないといけないでしょうが、私立の対策をしていれば公立の対策は自然とできる、ので私立の準備をされている方は公立一貫も選択肢をして考えられれば良い、ということでしょう。

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第72回 勉強時間

■6年生になって塾も遅くなり、宿題も増えて、深夜まで勉強し始めている子どもたちがいるかもしれません。

■しかし、夜遅くまで勉強するのは中学生になってから。子どもたちは成長期ですから、睡眠は非常に大事です。背がのびなくなっても困るので、やはり、なるべく早めに寝た方が良い。10時は無理でも11時までにはなんとかしたいと思います。

■でも、それだと勉強時間が足りない、というのはその通りでしょう。しかし子どもたちの生活を見ていると、案外、時間を無駄使いしている部分もあるのです。特にもったいない使い方が塾のない日の学校から帰ってから、夕食までの時間帯。

■遊びに行く、というのならまだわかるのですが、おやつを食べて、何となくテレビをつけてみたり。

「勉強したら?」

「え、休憩だよ。」

って、休憩が長い長い。実はこの時間に1時間でも2時間でも勉強時間を確保できればいいのです。毎日というのは難しいかもしれませんが、それでもなるべくこの時間に勉強をする。そうすると、夕食後2時間できれば3時間か、4時間の勉強時間が確保できるでしょう。

■子どもたちの生活を良く見ていないと、なかなか時間が見つかりません。その結果としてつい、遅くなってしまう。子どもたちは何か大人の仲間入りができた気分で、まただらだらと起きていることも多いのですが、実はもう頭は疲労しているので勉強したとしても、なかなか残らない。

■子どもは睡眠後、疲れがとれた頭で勉強するのが一番効果があります。しかし、夜が遅いとまず朝は早く起きられない。朝ごはんも食べずに学校に走っていくパターンが多いのではないでしょうか。

早寝、早起き、あさごはんというのは受験生にとっても大事な生活のリズムです。1日の生活の中で上手に時間を見つけて、あまり夜遅くまで勉強しないように気を付けてください。

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数の性質の問題

2013年 桜蔭中学の問題です。


異なる4つの整数があり、小さい順にA、B、C、Dとします。これから2つずつとってかけ合わせた数を小さい順に並べると
108、126、162、168、216、252
となります。このとき、4つの整数A、B、C、Dを求めなさい。


積ですから素因数分解してみましょう。

108=2×2×3×3×3
126=2×3×3×7
162=2×3×3×3×3
168=2×2×2×3×7
216=2×2×2×3×3×3
252=2×2×3×3×7

1番小さい積はA×B  2番目に小さい積はA×C 一番大きい積はC×D 2番目に大きい積はB×Dです。

126と252からCに7が含まれていることがわかるので、126から考えてA<Cから、Cは14、21、42,63が考えられます。

一方252からC<Dから、Cは7、14しか考えられないので、Cは14と決まります。

C=14とすると、A=9 B=12 D=18

したがって答えは

A=9 B=12 C=14 D=18

「映像教材、これでわかる数の問題」(田中貴)

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