月別アーカイブ: 2012年4月

図形の問題で考える力を鍛える

私は塾にいたときから、難しい相似形の問題を出すのが好きでした。「先生、そんな難しい問題、出ないのでは?」と同僚に言われるような問題を平気でクラスで出しては、「これができたらジュースだな。」と景品をかけていました。

すると、子どもたちは一生懸命考えます。そしてひとりやふたり、出来始めると「あいつにできて、俺にできないはずはない」という子どもたちは少なくないので何とか解ける方法はないのかと考えてくれます。

これが考える力をつける一番良い方法です。これだけ必死になって考えると、解説を聞いたときも発見があります。

「なんだ、そうやればいいのか」

この発見がたくさんあれば、あるほど、子どもたちの思考力はついてくるのです。

図形の問題が良いのは、子どもたちが比較的簡単に視認できるからです。速さの問題だと、条件を読み切るところから時間がかかる。しかし相似形の問題は図があるから、子どもがどういう問題であるか、具体的に視認しやすいので、図形が便利なのです。

算数、数学教育において大事なことは、じっくり考えることです。

そういう意味で相似形は格好の題材なのです。大学生や高校生ができない問題を、いとも簡単に小学生が解けてしまうのですから、彼らにとってはたまらない魅力でしょう。

だから、お父さん、お母さんと競争するのも良いかと思います。子どもが先にできたら

「えらい!」

とほめてあげてください。

図形の把握能力が上がると、空間の把握にもつながるので、子どもたちの能力を引き出すのには非常に良いテーマです。

ただし、量は追わないでください。じっくり考える、ことがすでに鍛錬になっているのですから。

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塾に行きたがらないとき

たまに「子どもが塾に行きたくない」というお話を聞くことがあります。

これは大事なSOSだと思って間違いない。塾は本来は楽しいところです。(たぶん)

多くの子どもたちは「塾がおもしろい」と言って来ていることが多い。(たぶん)

いや、少なくともそうでないとなかなか続きません。

しかし、そこに「行きたくない」というのは、やはり何らかの原因がある。

「どうして?」
「なんとなく」

こういう答えが返ってきたら、もっと深刻かもしれない。明確な理由があれば、それについて何等かの手は考えることができる。塾の先生と相談することもできるでしょう。しかし「なんとなく」と答えをごまかすときは

1 理由を言いたくない
2 自分でもなぜ行きたくないかわからない

ということなのです。2の場合は体調に問題があるかもしれないし、1はだれかをかばっているかもしれないので、原因が突き止めにくくなります。

「先生、どうしましょ」
と電話がかかってきたら、

「じゃ、話においで」
と子どもたちに言っていました。

授業に出るかどうかは、決めない。で、とにかく話を聞くことからスタート。でも「なんとなく」という答えが帰ってくることもあり、その場合はいろいろ考えることが出てきます。

ただ、無理に通塾させることはしないでください。

最後、黙ってさぼってしまったりすると大変です。塾に行きたくなければ行かなくてもいい。勉強する方法はあるのですから。

すぐ「遅れてしまう」とか、考えないことです。

むしろ元気よく勉強してくれる方が良いではありませんか。

くれぐれも無理をせず、いろいろ話を聞いてあげて、先生とも相談して、慎重に対処してください。

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おおぎ形の問題

2010年大阪星光の問題です。


図のような1辺の長さが20㎝の正方形があります。

点Cを中心とする半径20㎝の円と直線ABで囲まれる斜線部の面積を求めなさい。

ただし円周率は3.14とします。


このレベルの問題が、基本問題のように出てくるので、やはり中学入試は昔に比べて明らかに難しくなったと思います。

これは30° 60° 90°の直角三角形を利用します。

図のように補助線を入れてしまうと、わかりやすいと思いますが、円の半径は20㎝ですから

AC=20㎝ 

APも10㎝なので三角形ACPは正三角形の半分の直角三角形になり角ACPは30°です。

同様に角BCQも30°ですから円と直線ABで囲まれる部分は、円と直線BDで囲まれる部分に等しいので、

20×20×3.14×1/12ー20×10×1/2=314/3ー300/3=14/3cm2 と求めることができます。

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