月別アーカイブ: 2009年1月

第8回 ノートをきちんと書く

受験勉強を始める上で、ノートをきちんと書くのは大変大事なことです。最近、東大生のノートが話題になっていますが、勉強はやはりノートが基本で、ノートがしっかりしていれば力もつけやすいのです。

特に算数では、図、式、計算の3つが整っているかどうか、というのが大事になります。線分図はやはり自分で書けなければいけないし、立体の見取り図も自分で書けなければ、今後問題を解いていくときに不都合がおきてきます。
6年生でも立体の見取り図を描くのが下手な子がいます。基本的には書き方がわかっていない。だからゆがむので、きちんと問題の題意を汲み取ることができません。そうなるとなかなか算数の成績が伸びないのです。

なぜこうなるかといえば、問題集の図ばかりを使って考えるから。本来は自分でノートに図を書き直していく、その過程で理解が深まるはずなのです。解く問題数ばかりを気にして、その中身を充実させていないと、受験学年になって伸びなくなります。

まずはじっくりと、ノートに図や式、計算をきちんと書いて問題を解くくせをつけていきましょう。

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第27回 クラス分けテストで半年近く、上位に上がれない時

    先日、あるお母さんから、半年近く、クラスが真ん中よりやや下で、クラスを上がることができないという相談メールがありました。
    案外、そういう方は多いのではないかなと思います。そして厳しい言い方をすれば、多分今後もそう変わらないだろうと思うのです
    なぜでしょうか?
    カリキュラムがあり、その内容が理解できれば、上位に上がれるというわけではありません。上位に別の子どもたちがいて、その子どもたちが並んでいる以上上位に食い込むというのは、よほどがんばらないといけないからなのです。しかも大手の塾で言えば、ベテランの先生が上の子どもを教えている状態にあるので、その先生たちが自分の教えている子どもたちの成績を下げるわけにはいきません。必然、上位に上がることは難しくなります。
    その間に、子どもたちはいくらがんばっても「今のクラスが変わらない」ということになると、モチベーションが上がらなくなります。私が一番問題だと思っているのはここなのです。しかも学校別の選抜もこのクラス分け通り行われるので、「希望しているクラス」にすら入れないということも起こります。(あるいは入れてもまた、下のクラスということになるのでしょうか。)
    一つの基準(この場合、組み分けテストという基準)があって、ある序列が出来上がってくると、そう変化するものではありません。組み分けテストに対して得意な子とそうでない子があり、得意な子たちが上に並べば、そこに入っていくのはなかなか困難でしょう。
    それが入試では?と思われるかもしれませんが、ここに落とし穴があります。

全員が同じ中学校を受けるわけではない

    ということなのです。だから、志望する中学校に関する順位ではないものを信じて、自信をなくしてしまう、やる気を失ってしまうから困るのです。実際に組み分けテストというのは、志望する学校の傾向を反映しているものでは決してないからです。
    ある生徒は、通っている塾で自分の志望校に関するクラスではそこそこ上にいました。私が見てもなかなか力があると思いました。ところが、その子は全然自信がない。
    「だって、僕の上には何人も出来る子がいるんですよ。」
    「でもその子たちは君の学校を受けるの?」
    「いや、そうではないですが。でも、僕は彼らほど算数ができないんです。」
    とこうなると始末が悪いのです。
    私は半年近くポジションが変わらないのなら、すでに危険な状況にあると考えた方が良いと思っています。このまま行けば、自信ややる気を失ってしまう。さらに同じような子どもたちと友達になりますから、いたわりあってしまうようなところもあるのです。
    まずはその基準から離れてしまうというのが、大事なことだと思います。山の登り方はいくらでもある。ひとつのやり方に固執していると、子どもの可能性が閉ざされてしまう場合がありますから、そこを親が考えてあげなければいけないのです。

第7回 計画をたてる

自宅学習を中心に受験準備を進めるとき、大事なのは計画です。

どのような教材をどのような形で勉強していくのか、いつやるのかというのを決めていかないと、「あれもやろうか、これもやらないと。」というように収拾がつかなくなってしまいます。

子どもたちの時間はある程度限られているので、(夜遅く勉強することは、中学生以上の受験生とは違いあまり、効果はありません。)学習の優先順位を立てないといけないのです。

例えば計算ドリルや漢字の練習などは、朝起きてすぐ30分でやるという習慣にしてしまうことが大事です。これが3年分たまると相当な違いになるでしょう。コツコツ積み重ねていく練習はやがて、大きな力を生みます。

また、細かい暗記ものをやるよりは、じっくりと考えたり、しっかり読む時間を確保することが大事です。したがって具体的な学習計画を立てていきましょう。

このとき、お子さんに与えるというのではなく、計画を共有するという感覚が大事です。子どもたちにも都合があります。ここは学校の友達と遊びたいとか、テレビを見たいとか。何を我慢して何をするのか、子どもといっしょに考えることで、子どもたちの自覚も芽生えてくるでしょう。

まもなく新年度。(中学受験の新年度は2月です。)
新しい学年に向けて、しっかりと学習計画を立てていきましょう。

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