2020年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

東京入試

盛岡白百合の東京入試が発表されました。

2020年1月8日(水)
〈首都圏入試Ⅰ〉8:45〜12:20 〈首都圏入試Ⅱ〉14:15〜15:20
くわしくは学校のホームページをご覧ください。

ここのところ、地方校の東京入試は非常に増えました。地方で中学受験をする、というのはまだまだ少ない部分があり、盛んなのは一部地域に限られます。したがって地方私立校としては寮を用意して、東京の子どもたちに来てもらいたいと思っているわけですが、本当のところを言えば、そう集まるわけではありません。

合格した子どもたちの中で本当に入学する子はほんのわずか、です。まあ、ある程度名前が浸透してきた学校は別ですが、まだまだという学校も多い。

にもかかわらず、東京入試をする意味は何でしょうか?

ひとつは、入試自体が利益を生むからでしょう。
本来、同じ地域の私立学校には協会が決めた解禁日があります。東京・神奈川は一体で2月1日を解禁日にしているので、それ以前に入試を行うことは事実上できません。(帰国子女枠は別になっていますが・・・。)

で、その前にお試し入試をしたい受験生はいるわけですが、例えば神奈川の子どもたちが埼玉県や千葉県に行くのは大変。だったら、東京で入試をやってくれる方が助かるわけです。さらに佐久長聖のように慶應義塾大学を会場にすると、慶應中等部を受験したい子どもたちが集まる。

まあ、そういうニーズがあって、東京入試は利益を生む可能性があります。

で、その利益に上乗せするのが知名度。やはり何回も東京入試をやってくれば、受験生に名前が知られてくる。盛岡に白百合がある、というのはご存知ない方が多いでしょう。実は白百合は全国に7校あるのです。首都圏のみなさんにはいまひとつ馴染みのない学校名が浸透してくることは学校の募集活動にプラスになります。

やがて、首都圏からでもその学校に入学してくれる生徒が一人でも出てくれば、それなりに学校にとってはプラスになること。

ということで、東京入試は今年も多くの学校が行いますので、良く内容を考えて選んでください。

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ついていけそうにない学校に入れても・・・

たまにそういう心配をされる方がいらっしゃいます。

ぎりぎりで入ったら、勉強についていくのもやっとになるから、多少なりとも余裕があった方が良い、と考えがちなのですが・・・。

しかし、実際の合格者のレベルの帯は少なくとも入試時点では相当幅が狭いのです。

もちろんこれは学校のレベルによっても大分違いはありますが、3倍程度の倍率がついている偏差値55以上の学校については合格者のレベルは上下の差はそれほど大きくはありません。

だから補欠で合格しても何の問題もない。むしろ油断しないからこういう子どもたちの方が成績は良いことが多いものです。

だから、合格すればついて行けるものだ、と考えてください。

もちろん入学後遊びほうけていれば、ついていけませんが・・・。

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「こんな問題見たことない」は捨て去る

入試で解く問題は、今まで解いたことがある問題というわけにはいきません。

各校の先生方はそれこそ1年かけて問題を創っているわけで、これまで勉強していたであろう、という問題は当然のことながらわかっていて、塾がそれらの問題をしっかり対策したことも前提の上で問題を出す。

もちろん学校の指針として、ある程度しっかり塾でやってきたであろう問題を出そう、という学校もあるでしょうが。そればかりというわけにはいかない。

やはりここはオリジナリティーを出して、ということで今まで見たことがない、というような問題もあるでしょう。そして、それを解かなければならないのです。

だから、「こんな問題見たことない」という恐れは持たないことです。

「どんな問題が出るだろう」と楽しみにしてるぐらいでちょうど良い。これまで出た問題をすべて網羅するような準備も必要はありません。

できる範囲でしっかり考えられれば良いのです。何が出ても対応できる、という気持ちで準備を進めましょう。

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