2017年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

それぞれ戦略があっていい

中学受験をしよう、と思った段階で、すぐに塾に入れる必要はありません。

中学受験の出題範囲は確かに広いが、ある程度いろいろなことができるようにならないと、理解する範囲を広げることはできない。その基礎学力をまずつけなければいけません。例えば文章を読む力や、分数、小数の計算などができないまま進むと、当然、いろいろなところで停滞してしまう。だから、まずその力を蓄積する必要があるのです。

その力をどうつけるのか、ということでも、いろいろ戦略はあっていい。

最初から大手の塾に行かずに、まずは基礎力をつくるために個人塾や通信教育などを利用する手もあるでしょう。

塾ではなくて、家でお父さん、お母さんと参考書や問題集を使って勉強を始めて行くのもいい。自分のペースでできて、自信がついてからでも塾を始めて遅くはありません。

子どもの現状に合わせて、今優先すべき課題を考えるべきなのですが、塾はどちらかといえば全員を同じシステムに載せていくことを考えるので、それぞれの課題を克服できないままに進むケースが多くなります。

で、そのためにはやはり他の塾や専門家に話を聞いてみるのも良い方法だと思うのです。その上で我が家なりの戦略を実行してください。

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国語、合格答案の書き方


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第251回 入試はあっけなく終わる

■ 長い期間、受験準備をしてきたわけですが、最近は入試結果が実にあっという間に出ます。

■ 午前中に試験を受けて、当日の夕方から夜にはWEBで合否が確認できる。これからマイページを使った合格発表が行われるようになると、一斉に受験番号が発表されるような形式のものはもうなくなってしまうかもしれませんが、いずれにしても入試はあっけなく終わります。

■ だから、この試験の結果について、あまり重大に考えない方が良いだろうと思うのです。数時間のテストの結果に過ぎない。確かにこれまでの準備は大変だったが、でも、その数時間でうまくいったか、うまくいかなかったか、だけのことなので、うまくいっても油断せず、うまくいかなくてもそうがっかりせず、という態度は大事だと思うのです。

■ 合格すればそれはうれしいが、しかし、そこからまた次のステージに進んで勉強は続くわけです。しかし、これだけ長い準備をしてくると、「もういい」と本人たちは思いがち。それでせっかく合格したのに、うまく勉強が進まない子は良く見かけます。

■ 逆にうまくいかなかったことを糧に、精進を続ける子もいるわけで、それが6年後どうなるか、まだわかったものではない。子どもたちの未来は前途洋々なのです。


受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
算数、合格答案の書き方


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平面図形の問題

2016年駒場東邦の問題です。


図のような正六角形ABCDEFがあります。辺BC,CDの真ん中の点をそれぞれGHとします。

20161220t001

(1)三角形AGEの面積は正六角形ABCDEFの面積の何倍ですか。

(2)FGとAHが交わる点をI、FGとADが交わる点をJ、FGとAEが交わる点をKとします。
次の長さの比を最も簡単な整数の比で求めなさい。
① BGとAJ
② AKとKE

(3)正六角形ABCDEFの面積を12cm2とするとき、三角形AIKの面積を求めなさい。


【解説と解答】

20161220t002
(1)全体の面積を【6】とすると、三角形AFEは【1】、三角形ABGは【0.5】、三角形CDEも【1】、三角形GCEも【1】だから、三角形AGEは【6】-【3.5】=【2.5】
したがって$$\frac{25}{60}$$=$$\frac{5}{12}$$

(答え)$$\frac{5}{12}$$倍

(2)FEの長さを(1)とすると、JLは(0.5) AD=(2)からAJ=(1.5)÷2=(0.75) BG=(0.5)よりBG:AJ=2:3
AK:KE=AJ:FE=0.75:1=3:4
(答え)BG:AJ 2:3 AK:KE 3:4

(3)
20161220t003
HからADに平行に線を引き、GEとの交点をQ、GFとの交点をPとするとPQ=(0.25) HQ=(1.5-0.25)÷2=0.625 HP=0.875 AJ=0.75だからAI:IH=0.75:0.875=6:7
したがって正六角形の6分の1の正三角形が2cm2になるので、三角形AJIは底辺が4分の3、高さが半分×13分の6だから13分の3。
三角形AJKは底辺が4分の3で高さが7分の3だから、結局三角形AIKは底辺が4分の3、高さが13分の3+7分の3で、91分の60
したがって2×$$\frac{3}{4}$$×$$\frac{60}{91}$$=$$\frac{90}{91}$$

(答え)$$\frac{90}{91}$$cm2

「映像教材、これでわかる比と図形」(田中貴)


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じっくり算数教室

第1回  「植木算」
3・4年生を対象に、塾の授業形式で植木算を学習します。先生の話を聞きながら、ノートをとる練習も課題としています。
じっくり算数教室の教材




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