2014年受験に向けて」カテゴリーアーカイブ

初詣は気を付けて

よんどころない用事で、湯島天神の近くまで行ったので、ちょっと参拝です。

しかし、この時期だと、スイスイと行けるものが、あと2日後、つまり大晦日から元旦になると、長蛇の列になります。

お賽銭のところまで近づくのに1時間ぐらい待つのは当たり前。

これは危険です。

寒い中、行列に並んでいると、明らかに風邪を引きます。

というので、少なくも受験生は並ぶのはやめましょう。

お守りだけもらって、あとは、お礼詣りということで。

くれぐれも風邪をひかないようにしてください。

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突然、勉強を始めた子
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落ちる準備はしない

今日、こんなことを聞かれました。

「やはり準備をしていく段階ですべり止め、とか、まあ、ここは入るだろうと思う学校を選ぶわけですが、それに失敗することはあるだろうと思うのです。
その時、親はどんなことばをかければいいのですか。」

うーん、そこまで準備するのか、みたいな感じがしたのですが、私はそんな準備は不要だと思います。

確かに、子どものすることですから、滑り止めと思った学校に落ちることはあるでしょう。その日調子が悪かった、熱を出すということも当然考えられるわけで、その失敗に対してどう対応するか?

もちろん受験ラインナップを選ぶ段階でそこは考えられているはずです。「ここは合格するだろう」と思っても、やはり落ちることはあり得る。絶対に公立にやりたくない、と思っているのであれば、当然次に受験する学校があるわけですから、そこに向けて準備を進めればいい。

逆にこれ以下なら公立でいいと思うのであれば、予定通り次の学校を受験する準備を進めることになるでしょう。

子どもは当然悔しいだろうし、泣くかもしれないが、それでも明日試験を受けに行かなければいけない。

そんなのは当たり前のことであって、今までも多くの子どもたちがやっていることだから、特別なことではない。

ところが、そこで親が動揺する場合があるでしょう。ここで止まるはずだった、止まらないならどうしよう。塾の先生からも電話があって、~日にこの学校の特別入試があります、みたいな情報が寄せられたりすると、さらに悩みが深くなるかもしれない。

しかし、その学校にもし合格しても6年間は通うのです。本当にそれでいいのでしょうか?という判断をその場でしなければなりません。

それは親にとってもなかなか大変なことだから、最初から決めておくべきなのです。そして、予定通り行動する。滑り止めに落ちても、そういう可能性は前提に入っていて、それで先を考えないという決断をしているのなら、その通りに行動すべきでしょう。

そして、そのように親が行動することによって、子どもも当然平静さを取り戻す。塾の先生と話をして、
「明日、がんばる」とボソっと言って寝る子がほとんどなのです。

次の日、がんばれるかは、ここまで育ててきた力にかかっています。中学入試は会場に連れていけば、もう親の仕事は終わりで、あとは本人ががんばるしかない。その力が育っていれば、特にことばをかけずとも本人もわかっているから、次の日がんばるのです。

ポイントは2つ

1つは親があたふたしない。そういうことも想定されている、という風に冷静に行動する。そして予定通り受験スケジュールをこなすことです。本人にはそれが一番プラスになる。

2つめは親がしっかり覚悟を決めておく。いろいろ想定した上でこういうプランで行こうと家族が決めたのだから、その通りやるという腹を決めていることです。そうすれば、迷わない。

実際に当日は、親も子もしんどい思いをするかもしれないが、しかし、それを乗り越えるからまた成長があるわけで、したがって「かける言葉」は用意しない、でおきましょう。

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合格答案の作り方(まとめ)

ちょっと古い記事ですが、以前、合格答案の作り方のポイントを科目別にお話したことがあります。

合格答案の作り方【算数編】

合格答案の作り方【国語編】

合格答案の作り方【理社編】

まあ、言っていることは、これまでとあまり変わらないのですが、一番大事なのは何か?と言われれば、やはり

問題をよく読む」ということに尽きるかなあ、と思います。

今でもよくありますが、「え、この問題おかしくない?」と思う時は、問題がおかしいのではなく、こちらの読み方がおかしい。

大抵は、何か条件を読み飛ばしているか、何かを勘違いしているのです。

最近の問題文はシンプルということがなくなった。

条件が複雑に設定されているし、表現も微妙なところがある。正しいものを選びなさい、も「正しいものをすべて選びなさい」ということもあるし、「ない場合はFと書きなさい」みたいな条件まで付いている。

だからどんな塾の先生も、「問題をよく読め」と言っているに違いない。

しかし、問題をよく読め、と言われて読んでいても、読み飛ばすものなのです。

下線を引くのは後から見直すために引くのだけれど、見直さないままただ引いておしまいになってしまったりしているものです。

「良く読め」という指示は実は本当に実行しにくいものです。だから、12歳の子がそうやすやすとできることではない、というのを、お父さん、お母さんに知ってほしいのです。

最近思うことでいえば、「たくさん、速くやろうとする」ことで、実は最も大事な素質をだめにしてしまっているのではないか、という不安。

もうこの時期になったのなら、何問解くではなく、正解率が高い工夫をする、方がよほど入試の練習にはいいはずで、何かプラスになる工夫をしてみたいところ。

いくつかあげてみたいと思います。

1 少しゆっくり読み始める。小さく深呼吸をしてもいいかもしれない。

2 下線を引くのではなく、大事だと思う単語、算数で言えば数字の部分を四角で囲む。
(囲むと全部は引けなくなります、から)

3 答えがでたら、一度、それも四角で囲んで、問題を確認する。つまり、すぐ答えを書かない。でも、見つからなくなるといけないから、大きく四角で囲む。

4 解答欄の番号と問題番号をもう一度見る。解答欄で、自分の答えが違うことがわかる場合もありますから。

5 あわてない、あわてない、ひとやすみ、ひとやすみ、と唱える。(これ、漫画の一休さんだったような。休んじゃだめだなあ。)

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