各校の入試問題から」カテゴリーアーカイブ

金属に関する問題

2013年 吉祥女子中学の問題です。


塩酸にいろいろな金属を加えて、ある気体Xを発生させる実験を行いました。後の問いに答えなさい。

[実験]
 ある濃さの塩酸10cm3にいろいろな重さのアルミニウム、マグネシウム、鉄をそれぞれ加えた。このとき発生した気体Xの体積を測定した。結果をまとめると表のようになった。

(1)気体Xが発生するものとして正しいものを次のア~エから一つ選び、記号で答えなさい。
  ア 水酸化ナトリウム水溶液に亜鉛を加えて加熱する。
  イ 過酸化水素水に二酸化マンガンを加える。
  ウ 硫黄を燃焼させる。
  エ アンモニア水を加熱する。

(2)気体Xの捕集方法としてもっとも適当なものを次のア~ウから一つ選び、記号で答えなさい。

(3)ある重さの板状のマグネシウムをある濃さの塩酸に溶かすとき、できるだけ速く溶かすためにはどのような方法で行えばよいですか。適当なものを次のア~エから二つ選び、記号で答えなさい。

  ア マグネシウムを板状のまま溶かす。
  イ マグネシウムを細かくきざんで溶かす。
  ウ 塩酸の濃さをうすくして溶かす。
  エ 塩酸の濃さを濃くして溶かす。

(4)実験結果から、実験で用いた塩酸10cm3に加えたアルミニウムの重さと、発生した気体Xの体積の関係を表すグラフをかきなさい。

(5)アルミニウム、マグネシウム、鉄を塩酸にそれぞれすべて溶かして500cm3の気体Ⅹを発生させた。このとき溶かした金属の重さを重い方から順番に並べたものとして、正しいものを次のア~カから一つ選び、記号で答えなさい。
ア アルミニウム、マグネシウム、鉄
イ アルミニウム、鉄、マグネシウム
ウ マグネシウム、アルミニウム、鉄
エ マグネシウム、鉄、アルミニウム
オ 鉄、アルミニウム、マグネシウム
カ 鉄、マグネシウム、アルミニウム

(6)アルミニウム0.78gを塩酸に加えたところ、すべて溶けました。このときに発生した気体Xの体積は何cm3ですか。

(7)マグネシウム1.8gを実験で用いたものと同じ濃さの塩酸に加えたところ、0.2gが溶け残りました。このとき用いた塩酸の体積は何cm3ですか。割り切れない場合は小数第2位を四捨五入して小数第1位まで答えなさい。

(8)マグネシウムと鉄を合わせて1.2gにして塩酸に加えたところ、すべて溶けて775cm3の気体Xが発生しました。このとき用いたマグネシウムの重さは何gですか。


(解説と解答)
(1)金属を塩酸に入れるので発生する気体は水素です。したがって水素の実験ですから、ア
(答え)ア

(2)水素は空気より軽く水にとけにくいので、水上置換が一番良い方法です。上方置換の場合、酸素と混じる可能性があるので、水上置換の方が安全です。
(答え)ウ

(3)反応を早くするためにはふれる表面積を増やす、あるいは塩酸を濃くすればよいことになります。
(答え)イ、エ

(4)
0.9gまでは比例しており、そこからは1200㎝3のままですから、以下のようになります。

(5)
一番たくさん必要なのが鉄、次がマグネシウム、その次がアルミニウムです。
(答え)カ

(6)0.9gで1200㎝3ですから、0.78gでは1200×$$\frac{0.78}{0.9}$$=1040㎝3
(答え)1040㎝3

(7)マグネシウムは1.2 gで1200㎝3の水素が発生します。
鉄は0.3gで130㎝3、マグネシウムは0.3gで300㎝3ですから、0.3gのマグネシウムを0.3gの鉄に取り換えると300-130=170㎝3減少します。
できた水素は775㎝3ですから1200-775=425 425÷170×0.3=0.75gが鉄です。
したがってマグネシウムは1.2-0.75=0.45gになります。
(答え)0.45g

金属の反応と気体の発生に関する問題です。基本をしっかりマスターしていれば、できる問題だと思いますが、(5)などは問題文をしっかり読んで何を求められているのかを確認して解いてください。


「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)

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和と差に関する問題

2013年桐朋中学の問題です。


1~6までの整数が書いてある6枚のカードがあります。

(1)6枚のカードに6より大きい整数が書いてある1枚のカードPを加えて7枚のカードを用意します。A君にはPを含む3枚のカード、B君に残り4枚のカードを配ったところ、カードの数の和は2人とも17になりました。A君の3枚のカードに書いてある数を小さい順に書きなさい。

(2)6枚のカードに6より大きな整数が書いてある2枚のカードQ、Rを加えて8枚のカードを用意します。A君にQを含む4枚のカードを配り、B君にRを含む4枚のカードを配ったところ、カードの数の和はともに30になりました。そこで、QとRのカードを取り換えると、A君のカードの数の和はB君のカードの数の和よりも14だけ大きくなります。A君にはじめに配ったカードに書いてある数を小さい順に書きなさい。

(3)6枚のカードに6より大きい整数が書いてある2枚のカードS、Tを加えて8枚のカードを用意します。A君にSを含む3枚のカードを配り、B君にTを含む2枚のカードを配り、C君に残りの3枚のカードを配ったところ、カードの数の和は3人とも等しくなりました。そこでSとTを取り換えると、A君のカードの数の和はB君の数の和よりも4だけ大きくなります。A君にはじめに配った3枚のカードは2通り考えられます。その2通りについて、それらのカードに書いてある数を小さい順に書きなさい。


(解説と解答)
(1)1~6の数の和は(1+6)×6÷2=21ですから、Pは17×2-21=13になります。
したがってA君のカードはX、Y、13となり、17-13=4よりX+Y=4 からX安全校の議論
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理科の時事問題

2013年明大明治の問題です。


次の文章を読み、問いに答えなさい。
 探査機「キュリオシティ」が2012年の夏に( 1 )星に着陸した。キュリオシティの目的は( 1 )星の生命の痕跡を探すことである。
( 1 )星着陸に成功した探査機はキュリオシティが初めてではない。1976年に着陸した「バイキング」は採取した土に光を当て、( 1 )星の大気中に存在する( 2 )が吸収されるかどうかを調べることで、光合成を行う生命の存在を探る実験を行った。1990年代に入り、岩石の解析などから、( 1 )星には、かつて液体の水が存在したという見方が主流になった。( 1 )星に地球のような生命が存在するならば、光合成や呼吸などの生命活動を行うために、多くのものを溶かしこむことができる水の存在が不可欠である。水の存在が確実視され、生命誕生の条件がそろっていたという見方が強い。
 今回の探査の最大の目的は、( 3 )などの有機化合物を見つけ出すことだ。特に、( 3 )はつながるとペプトンとなり、最終的にはタンパク質になる物質である。タンパク質は生命を形づくる重要な物質であるため、( 3 )の存在は、生命が存在した証拠となりうると考えられている。

(1)文中( 1 )~( 3 )に適切なことばを入れなさい。
(2)下線部の呼吸について、次の文の( )に適切なことばを入れ、文を完成させなさい。
 「呼吸とは、栄養分を分解し、生物の生活に必要な( )を取り出す反応である。」
(3)水または水溶液の性質として正しいものを選び、ア~オの記号で答えなさい。
 ア 水から氷になると、体積は増える。
 イ 水の凝固点と融点は異なる温度である。
 ウ 水溶液は透明で、にごっていたり、色がついていたりすることはない。
 エ 水に溶けている固体は、ろ紙一手よってこし取ることができる。
 オ 温度が上がるほど、気体は水に溶けやすくなる。
(4)ヒトが、口から取り入れたタンパク質を、最初に消化する消化液の名称を答えなさい。


理科の2013年の話題と言えば金環食で、予想通りいくつかの学校で出題されましたが、惑星探査や宇宙観測に関する話題も出題されることは少なくありません。

時事問題というと、社会ばかりに目が行きがちですが、理科でも時事問題は出題されることが多く、注意しておく必要があるでしょう。

(解説と解答)
(1)キュリオシティが向かったのは火星です。文中のバイキングはアメリカが打ち上げた火星探査機です。
( 2 )はその後の「光合成を行う生命の存在を探る実験」から二酸化炭素とわかるでしょう。光合成は二酸化炭素と太陽光から酸素と栄養を作るので、土に光をあてて二酸化炭素が吸収されれば、生物が光合成をしている可能性がある、つまり生物が存在するという可能性を探ることができるのです。
( 3 )はちょっと難しいと思いますが、アミノ酸です。これはその後の文章で、「特に、( 3 )はつながるとペプトンとなり、最終的にはタンパク質になる物質である。」と言っていますが、これはタンパク質の消化の逆のルートです。タンパク質を人間は最後にアミノ酸という形で吸収します。そこに気が付けば、答えられたでしょう。
(答え)1 火 2 二酸化炭素 3 アミノ酸
(2)呼吸は蓄積された栄養分を分解してエネルギーを取り出す反応です。
(答え)エネルギー
(3)アは○ イ 水の凝固点は0° 融点も0°ですから×。ウ 水溶液には色がついているものもあります。×
エ 溶け残っているものがろ紙に残ります。× オ 気体は温度が低いほどよく溶けるものが多くなります。×
(答え)ア
(4)タンパク質を最初に消化するのは胃ですから、胃液です。
(答え)胃液

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