日別アーカイブ: 2026年3月22日

空白の3ヶ月から脱するには

受験生にとって、春期講習が終わって夏期講習が始まるまでの約3か月は、意外に難しい時期です。学校別対策が本格化する前でもあり、塾では総復習を中心に授業が進むことが多いため、何となく時間が過ぎてしまいやすい。だからこの時期は「空白の3か月」と言われることがあります。

もちろん、これまで学習してきた内容を振り返ることは大切です。しかし、全員が同じ内容を同じペースで繰り返すだけでは、それぞれの弱点を本当に克服できるとは限りません。苦手な単元は子どもによって違いますし、志望校によって必要な力も違うからです。

本来、この時期は志望校の出題傾向を踏まえながら、自分に必要な勉強を整理し、苦手分野を補強していくべき期間です。苦手を残したまま夏以降に入ると、学校別対策が始まったときに土台が不十分なまま応用に進むことになってしまいます。逆に、この時期に弱点を補強できれば、夏以降の学習はかなり安定してきます。

また、組み分け試験などの短期的な成績に振り回されすぎないことも大切です。点数そのものに一喜一憂するのではなく、どこが足りないのか、何を優先して埋めるべきかを見極めることが重要です。

この「空白の3か月」は、ただ時間が空いている期間ではありません。周囲に合わせて総復習をするだけで終わらせるのではなく、自分に必要な勉強にしっかり取り組むことで、志望校合格に向けた土台を固める大事な時間になります。保護者の皆さまも、お子さまが何を課題としているのかを一緒に確認し、この時期を有効に使えるよう支えてあげてください。


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