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第41回 私の志望校面談法

    志望校面談の季節です。
    まず、伺うのは公立に行ってもよいか、それは避けたいか、の判断。
    これは、ご家庭の気持ちを最優先します。公立も地域によっていろいろですし、絶対私立という考えがあっても不思議ではありません。また、高校でもう一度、ということでももちろんかまわない。要はご家族がどう考えるか、ということが大事なのです。その点が固まっていなければ、お子さんに関する私の意見をお話します。
    もし、公立でもいいということであれば、基本的には強気。入りたい学校だけを受けてもらうということになりますから、第一志望、第二志望、第三志望という形で並べて、あとは第一志望に対する対策を具体的にあと、どうするか、というお話になります。
    絶対私立ということであれば、まず日程を決めます。第一志望、第二志望の受験日をはずして、滑り止めをどの日にするか。一般的に言えば、やはり早めに設定したい。東京、神奈川でいえば、2月1日か、2日にはもってきたいところです。ただ、1日、2日とも第一志望、第二志望でうまっているならば、1月中、もしくは3日以降で、3日以降の場合は本当に確実な線を選びます。が、そういう学校はご家族の希望に沿わない部分もありますから、この辺はよくお話し合いをします。
    よくお話することは、受かってもいかないという選択肢も当然ある。そのときはかわいそうだから、と思うものの、後からやはり高校で受けさせればよかったということもあるので、ここは一回頭を冷やす時間をもってもいいかもしれない。滑り止めは子どもの勢いを増す意味で使う部分が大きいので、第一志望、第二志望が合格すれば、考えなくてもよくなる話です。そうなってから考えましょう、でいい。まず合格はしておく、ということです。
    日程決めは、あまり後ろのことは考えず、だいたい5日まで。それ以上はもしうまくいかなくても、切り上げてしまう方がいいと私は思っています。ひとつ合格して、さらに上にと思う場合は別ですが。
    残りの時間は、あとは第一志望合格に向けてあと、何をやるかという話になります。
    滑り止めについては、子どもの性格にもよります。立ち上がりが早いと思えば、あえて滑り止めを用意しないという考え方もあるし、くよくよしそうな子は、2重、3重の準備をしますが、まあ、考えるだけ考えて、選択肢を用意するという感じです。
    「こうなったら、こうしましょう。多分、ならないでしょうが。」
    という準備ですね。
    以上短くて30分、長いと1時間近くかかりますが、大事なお話なので、時間をしっかりとって、準備をしています。塾の面談がある方は、まず我が家のプランをしっかり作って持参されるとよいと思います。