なおなおパパママ講座」カテゴリーアーカイブ

第24回 小言を繰り返さない

□ 小言が口癖になっているお母さんがたまにいらっしゃいます。

□ 子どもと顔を合わせると、すぐ何か言いたくなる。

「勉強したの?」
「手、洗ってないでしょ。」
「スリッパはそろえて!」

まあ、いろいろ、あるでしょうが、こういうお母さんのお子さんはすでに防御態勢がしっかり出来上がっています。

□ スルー

□ そういう言葉をいちいち、聞かない。だから、また腹が立つんですけど。

□ 注意をするときは、しっかり相手が聞く体制になってからでないと、まったく効果はありません。お母さんのストレス解消にはなるかもしれないが、結局スルーされるのがわかると、またストレスはたまるから、これも一緒。

□ したがって、小言を口癖にしないことです。注意をするとか、叱るということは、子どもの教育の上では絶対に必要なこと。ただ、それを子どもが聞いていないと意味がありません。

□ 私は子どもを必ず1:1で呼び出します。呼び出す、という時点ですでに何かあった、と子どもたちは感じます。
「え、悪いことしたかな。」
「お母さんが、何かチクった?」

だから聞く体制ができているので、話を聞いてはくれます。

□ ただし、治るか、といえばそう簡単ではない。しばらく様子を見て、また呼び出す。その繰り返しです。でも小言を繰り返さない。そうしないと、子どもは聞かないからです。これは子どもばかりではないでしょうが。

□ 注意する以上、相手が聞いて初めて効果があるので、注意の仕方は工夫してください。

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第23回 親がまず志望校の学校別傾向を熟知する

■ 以前、入塾されてくる保護者の方初めてと面談をするとき、

「どこを狙われますか?」

と伺っていました。

■ 成績の問題があるので、みなさん、明言しにくい部分はあったとは思いますが、それでも思いのある学校の名前を口にされていました。私はこれがないと、次のプランニングが立たないので、とにかく具体的な志望校がほしかったのですが、たまに「まだ決まっていない」という方もいらっしゃったので、「では、なるべく早く決めてください。そのあとまた面談しましょう。」とお話していました。

■ 中学受験は、すべての学校が独自入試です。しかも明確に学校別の傾向がある。問題の難度にも違いがあります。やさしい問題を出す難関校もありますから、問題の難度と合格の難度は違うのです。

■ したがって、どんな勉強をすればいいのか、はまず「入試問題を知る」ところから始めなければなりません。だからまず保護者のみなさんが、「志望校の問題」を解いてみればいいのです。

■ 別に解き上げる必要はありません。解答、解説を読みながら、どんな問題が出るのか調べてみましょう。メモをとられてもいいかもしれません。

■ そうすると、今のお子さんに何が必要なのか、も次第に見えてきます。その力が今後ついていくのか、これは保護者のみなさんがしっかり考えておかなければいけないことでしょう。

■ 最近は、今年の入試問題の解答、解説が出版されるタイミングが早くなってきました。先日書店に行ったら、もう数校、今年の問題が出ていましたね。全部そろうのはやはり6月前後になるでしょうが、一度解いてみられると良いと思います。

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第22回 進学校と大学受験

□先日、東大の前期の発表が行われました。公立高校もがんばっていますが、やはり私立の合格者が目立ちます。

□中学受験生が増えたのは、基本的には学校群制度がスタートでした。その後も「ゆとり教育」の問題で、少子化にもかかわらず受験生が増えてきました。昨今は公立一貫校もあり、公立高校の大学受験の奮闘もあるので、いろいろな選択肢が出てきたのではないかと思います。

□では、なぜ私立の方が大学受験の成績が良いのか?

□まず、中学受験で比較的早くから優秀な子どもを入れていること。で、それだけで学校があまり何もしないケースも多いのです。子どもが優秀である、ということは学校群前の日比谷にしてもそうですが、独特の文化を生みます。したがって、普段から勉強をガリガリやってはいない。クラブ活動をやったり、アイドルを追いかけたり、演劇をやったり、ゲームをやったり、もう本当に千差万別にいろいろなことをやっている。だからこういう学校の文化祭はおもしろいのです。それぞれが勝手に、しかし本気モードでやるから、プロ並みのものが出てくる。そのくらい才能が豊かなので、実際に受験勉強は自分たちでやる。塾に行く子もいるでしょうし、逆に一人で黙々と勉強する子もいる。もちろんしない子もいる。

□しない子はやはり入れませんが、いずれにしてもその自由な雰囲気の中で、子どもの自主性に任せている学校がほとんどでした。

□流れが変わってきたのは20年ほど前から。いわゆる新興校が出てきた。少子化や景気の循環で、一時私立に行く生徒が減少した時期があります。そのとき、危機感を募らせた学校は、生き残りをかけて大学受験の成果を上げるべく、学校改革に乗り出しました。大学受験の成果を残すためにいろいろな試みが行われた。シラバスの変更、校内模試のやり方、進学指導。また募集にも力を入れ、学校の宣伝活動も行われてきました。

□結果として新たな受験校がたくさん生まれ、それが公立校との差を生み、今の現状があるといってもいいかもしれません。自由なスクールカラーの学校は減少し、私が良く言う「管理型」の学校が増えています。

□管理型の特徴としては、6年一貫を利用してシラバスを前倒しにして高2で一応のカリキュラムを終える、ということができることです。残念ながら公立校の場合は、高校1年からやるのでそれができない。だからしばらくは私立優位の現状が続くでしょう。

□しかし、公立校もいろいろな試みをしています。公立一貫もそのひとつでしょう。ただ、私が懸念するのは、学校はやはり塾ではない、ということ。

□大学受験も大事だが、学校での活動もやはり大事でなければいけない。子どもの創造性というか、いろいろなことが自由に挑戦できる、という雰囲気は大事にしてもらいたいと思います。

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