なおなおパパママ講座」カテゴリーアーカイブ

第54回 1問1問を大切に

■ 入試までだいぶ押し迫ってきました。いろいろ問題を解いているわけですが、しかし、今解いている問題は、これでもう入試まで解かないかもしれません。

■ そして、それが入試に出たりする。良く入試が終わった後に、子どもたちに「この問題はやったよねえ。」と言っても「え、そうでした?」みたいな顔をされてしまうことが多いのです。

■ 確かにやっている問題が多いので、そんなに覚えてられない、というのはあるでしょう。しかし、次にお目にかかるのは入試の時かもしれないという意識は持っていた方が良いと思います。つまり、そのくらい大切に解く。あ、できた!で終わらせない。本当にわかって解いたのか、それともたまたまわかったのか。こういうところで、自分をごまかさない態度は非常に大事です。

■ もしかして、これはたまたまできたのかもしれない、と思うのであれば、もう一度慎重に勉強し直す。そのちょっとした気持ちで、理解がだいぶ違ってきます。その蓄積が力になる。

■ 多くの時間がない分、今解いている問題はこれで、最後だ、という気持ちでしっかり理解してほしいと思います。

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第53回 受験プランは明確に線を引く

■ 受験プランを考える時期になりました。関東で言えば、1月に千葉、埼玉の入試が始まり、2月に東京、神奈川の入試が始まる。とはいっても東京、神奈川は2月5日まででだいたい終わってしまいますから、合格した場合は、こう、残念だった場合はこう、と考えていくことになるわけですが。

■ 残念だった場合を考えていくと、だんだん暗くなってくる。冷静に考えましょう、とはいいながら、子どものことを考えるから、決して冷静とはいえず。

■ だから最初に線を引くことをお勧めします。ここまでにしよう。それがどのくらいになるのかをまず、家族で考える。子どもの将来には先があります。入試も高校入試、大学入試とある。大学入試に関していえば、これからいろいろ変わってくるだろうなと思います。例えば秋入学になってくると、必然海外の大学も選択肢に出てくるかもしれない。だから先に選択を伸ばしてもかまわないだろうと思うのです。

■ 公立中学の場合で言えば、3年後にまた入試が来ます。私立一貫校に入れると6年間その学校になる。私はこの長さが気になります。その学校の良さも悪さも、子どもたちの成長に充分影響するので、不満な状態で6年間学校を続けるぐらいなら、3年後の再チャレンジを選んで良いのではないかと思うのです。

■ ここが残念だったら、もう後は受験せず、公立に進もう、という選択肢はあってよいと思います。今は、公立の中学を選ぶこともできるし、もっと言えば、引っ越しを前提に考えれば学校を変えることは充分できます。逆に6年間変わらないことで、起こる不利益を考えるならば、その自由を取っておいた方が良い場合もあり得るでしょう。

■ だから受験プランが決まったら、受ける予定の学校には一度子どもと行っておきましょう。後から言わない方が良い。ここまで受けて「だめなら公立」という考えは、きっぱりと決めてしまうのです。そうすることで、子どもたちにも覚悟ができるし、高校受験のチャンスもあることがわかれば、あとは「とにかくがんばるだけ」という気持ちになるでしょう。

■ 「かわいそうだ」と思ってしまうと、つい受験校を探してしまう。しかし、それは一時の問題なのですから、今のうちにしっかり考えて、受験のときはその通り進めるようにしてください。

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第52回 安全校の選び方

■ 子どもは第一志望への勉強をがんばっていればいい、と思うのです。入りたい学校へ向けて一生懸命勉強する。

■ しかし、もちろん残念な場合もあるわけで、その意味で親の方で安全校をしっかり選んでおかないといけません。安全校に合格することで、勢いを取り戻す、ということは当然あるので、これは親の重要な役割の一つです。

■ で、第一志望や第二志望が決まっているから、それ以外の日程を使って考えることになります。首都圏でいえば、千葉、埼玉は1月入試、東京、神奈川は2月入試ですから、1月で安全校が確保できれば、2月は思いきり勝負ができる、というような場合があり得るでしょう。が、神奈川県の方にとって千葉や埼玉に行くのは、もちろん相当な負担になるから、どうしてもお試し受験にとどまって、安全校は2月校で選ぶしかない、という場合もあるわけです。

■ 普通、偏差値表を見て、空いている候補の日にちの中で、学校を選ぶことが多いでしょう。何より入ってくれなければいけないので、偏差値を見ることはもちろん大事です。ただ安全校であっても「行かせたい」という気持ちが働かないと「安全校」にはなりえない。

■ 子どもたちも同じです。勢いを取り戻すのは「これで行くところはできた」と言う気持ちです。つまり「行ってもいい」と思えるから、そう思う。「そんな学校行きたくない」という話になれば、よりプレッシャーがかかるだけです。ですから当然、偏差値だけで選んではいけない。

■ スクールカラーも通学時間もクラブ活動も、いろいろなことを調べて「うん、ここなら満足」という安全校をしっかり選んでください。いろいろな学校に子どもを連れて行くのも、あまり意味がない。良く考えて選びきったところで、子どもたちを連れていく。その時、お父さん、お母さんが子どもにしっかり学校の良いところをアピールしてください。(その学校の募集担当の先生のごとく、です。)

■ 本人が気に入ってくれる、ということが非常に大事。そうしないと「勢いを取り戻す」ことにならないからです。その意味で単純に偏差値表だけで選んではいけません。どうせ滑り止めだから、という安易な発想はせず、しっかり調べて、「ここでもいいぞ」と親も思える学校を選ぶことが、親の手腕と言ってもいいかもしれませんね。

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