なおなおパパママ講座」カテゴリーアーカイブ

第63回 小学校の先生との関係

■昔は、小学校の先生の中でも「私は中学受験には反対です。」と保護者会などではっきり言う先生がいました。そのころは、まだ調査書が普通の時代でしたから、親にとってはこれは戦々恐々とした雰囲気になってしまう。実際に、「私は調査書は書きません。」と言い張る先生もいて、なかなか大変だったことがあります。

■今は、そこまでの先生の話を聞くことはあまりありませんが、それでもやはり「中学受験には反対」と考えている方が少なくないでしょう。この気持ちは良くわかります。小学校は別に塾のようなクラス分けができているわけではない。初等教育は基本的に「多様な子がいることを実感させる」こともひとつの狙いであるからです。しかし、塾ではそういうことはないわけで、その「不合理さ」みたいなものを子どもたちが感じてしまう。まして中学受験の塾ではどんどん先に進んでしまって、学校の勉強なんか「チョーカンタン」だと思っている子は多いので、その中でクラス運営をすることの大変さはなかなかだと思います。

■だから、その先生に対しての気持ちは保護者には持っていてほしいと思うのです。調査書は必ず書いてもらえるものですし、受験をすることもまったくの自由。自由だから「やっていいだろう」的な考えであると、やはり衝突するし、それはそれで子どもの生活にも影響する可能性があります。

■あくまで、その先生の大変さを慮っていただければ良いと思います。そして、しっかり話をする。家庭としては中学受験を選択したのだから、理解してもらわずともやはり協力はしてもらえるように動いていくべきだろうと思います。

■私が中学受験をしたときは、中学受験自体が少なかったので、その話になったとたん、今度は校長先生が「よし、僕が面接の練習をしてやろう」という話になりました。当時は男子でも面接をする学校がたくさんあったので、突然、校長室に呼び出されたときはびっくりしましたが、応援してもらってるんだ、というのは子ども心にも励みになりました。子どもたちが小学校に通う限り、学校の影響は少なくないので、学校の先生とも良い関係を築いてください。

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第62回 心配は尽きないが

■子どもが寝た後、ふと、いろいろ心配になってきます。本当にこの志望校で良かったのか。願書の準備は大丈夫だったのか。過去問が間に合うか。知識を忘れていないか。

■本当に心配は尽きないのです。そして心配はなくならない。だから、今やれることをしっかりやればいい、と決めてください。すでにいろいろ考えて、志望校を決め、願書も準備したのだから、最善の準備をしたのです。だからそれで良しと決めましょう。

■最後に塾でしっかり仕上げをしようと決めたのなら、過去問が多少間に合わなくてももう良いことにしましょう。知識の暗記は出来るだけ続けることにして、それで覚えたところまでで勝負をしてもらいましょう。

■塾の先生ともしっかり相談し、お父さん、お母さんが考えた受験ラインナップです。やはりこれもベストでしょう。

■すでに帰国子女の入試は始まりました。来月には千葉、埼玉、関西とどんどん入試が始まって行きます。だから、今できることを親も子もしっかりやって、それで最善を尽くした、ということにしましょう。

■実際に準備に完璧はないのです。ここまでいったから、受験準備が終わったということもありません。だから、いけるところまでやって「準備終了!」にするしかないのです。ならば、「よくやった!」と本人が思えるようにしてあげてください。

■もう悩まないぞ、これも決めましょう。

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第61回  大学合格実績と中学受験倍率の隔年現象

■例えば東大の実績がある学校で良くなったとしましょう。

■そうすると、この中学校の倍率は上がります。いろいろな見方はありますが、実際に倍率は上がるので、相関があると私自身は思っています。つまり、前年の東大の実績が上がったところは、次の年の倍率は上がります。

■ところがその学校では「東大に受かるかもしれない」層は入ってしまったことになるので、例年より浪人が少なくなる。最近は浪人する生徒はかなり減少しましたが、それでも志望校を狙うために1浪はしようというので、狙う子はいるわけですが、その数が少なくなる。

■したがって、次の年はなかなか上がらない。むしろ下がることの方が多いでしょう。すると、その次の年にその中学校の倍率は下がります。

■これは逆も同じ。つまり、入らないと次の年には下がる。しかし、そうなると今度は浪人が多くなるので、次の年には増える。したがって中学は次の年は難しくなるわけです。

■つまり、1年、2年の大学受験の実績で判断してはいけない部分があるのです。長期的にどうか、は考える材料になるが去年が悪かった、とか良かったということで人気になるような選び方はそろそろやめた方が良い。

■2012年の大学進学実績で公立高校が躍進してきました。浦和高校、旭丘高校、日比谷高校、千葉高校。でもこれは今後も続いていくでしょう。明らかに制度が変わって、学校も進学指導に力が入っているからです。「私立に行かないと上位の大学への進学は望めない」ということはさすがにこれからなくなってくるでしょう。公立中高一貫校もあるので、いろいろな選択肢が出てきました。各校がそれぞれの強みやスクールカラーで良い教育を展開すれば、必然子どもの成長のステージに合わせて受験が選べることになるので、これは明らかに良い方向に向かっていると思います。

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