なおなおパパママ講座」カテゴリーアーカイブ

第213回 模擬試験を見直す

■ ここにきて、いくつかの模擬試験の答案がたまってきているでしょう。それをもう一度見直してみてください。本来であれば、それぞれの試験の中で目立った失敗をメモしておいてもよいかもしれませんが、別に今からでも遅くはない。多少時間が経っていた方が冷静に見直せるかもしれません。見直して何を失敗したのか、もう一度確認するのです。

■ 模擬試験は、もちろんそのときの力を見極めるために受験しているわけですが、しかしミスの傾向も結果として現れます。これをそのままにしておいてはいけない。具体的にどういうルーティンを行うことによってこれが防げるのか。ただ注意しなさいといってもうまくいかないのです。

■ 子どもたちの様子を見ていると、一番多いミスはやはり「問題を読み違える」です。どこでどう読んだのかわからないが、例えば「間違っているものを選びなさい」となっているのに、自分で「正しいものを選びなさい」と読んでしまっている。ちょっと確認すればいいものを、「あれ、おかしいな」と考えているうちに時間が経っていたりするわけで、どのタイミングで問題を見直すか、決めておけばいい。

■ 答えが出たら、もう一度問題を見る、も大事なステップです。実際にミスは「できた」と思うときに出やすい。もう答えがでてうれしいし、次の問題に行きたくて仕方がない。そこで後一手間いったものを跳ばして間違える。そういうことが模擬試験の答案にちゃんと書いてありますから、これを試験のやり方に取り入れていく必要があるわけです。

■ 子どもたちといっしょにどうすればこのミスが防げたか、考えていってください。ただしつい怒ってしまいがちになりますから、冷静に、笑顔を忘れずに!

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第212回 ここで自分で勉強しないと・・・

■ 残り2ヶ月とか3ヶ月なのだから、まあ、もうなりふり構わず勉強しよう、で良いと思うのです。確かにゲームもしたいかもしれないし、テレビも見たいかもしれない。でも、あとこのくらいの時間はそれをガマンして、できる勉強は自分でちゃんとやる、ということでなければいけない。

■ そうすると、自分で勉強する姿勢というのはそれなりに身についているので、中学に入ってからそれほど心配することもない。それなりに自分で勉強して、成績もぼちぼちのところにいるでしょう。しかし、この時期にまだ勉強をやらされている子は、中学に入ったら、もう逃げることだけを考えるようになる。

■ したがって何かにつけて理由をつけて勉強しない。クラブだ、練習だ、友だちと遊びに行くだ、まあ、いろいろ理由をつけて勉強しない。しかれば「うるせえなあ」になるでしょう。そこから自分で何とかしなければと気づかない限り、どうにもならないものであって、学校によっては高校の推薦を出さないケースもあり得るわけです。

■ だから脅すわけではないが、この時期、もう勉強しなさい、と言わないと勉強しない子に対して何とか勉強させようと思ってはいけない、と思います。そうすれば残念な結果になるかもしれないが、それはそれでいい。そこから本人がどう考えるか、ということが最も大事であって、その方が子どもの成長にはプラスになる場合がある。

■ 勉強しない、というのならそのままほっといてもいいし、あるいはもう受験料を出さない、と決めてもいいでしょう。そのくらいの自覚がないと結果として僅差の勝負なんか勝ち抜けるものではないのですから。

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第210回 スランプからの脱出法

■ この時期ぐらいから、スランプに突入してしまう子がいます。今までできた問題ができなかったり、覚えていたはずの知識が答えられなかったり。しかし、本当のことを言えば、学力はどこかに消えてしまったわけではないのです。子どもたちにはそれなりに考える力はついていたはず。では、どうしてできないのでしょうか?

■ 一番大きいのは心理的な問題でしょう。今まではあまりプレッシャーを感じずに、こうだ、とかこうすれば解ける、みたいに考えて解いていたはずなのです。しかしここのところ、模擬試験でも合格可能性が出てくるから、「もし落ちたらどうしよう」みたいな考えが頭の中に浮かんでくる。いや、実際は試験中にそこまでのことが頭に浮かんでいるわけではないのです。ただ、以前みたいにこうだ、という風には出てこない。こうだと思うけど、違うかなあ、最近できないから、ちがうんだろうなあ、みたいな心理になっていって、間違えることが多くなるのです。

■ だからできる、という自信を持てれば実はスランプは解決する。しかし、そう思えないからスランプになっているわけで、これはそう簡単には解決しません。

■ よく教室で実践していたのは、本人の力からしてやや「やさしい」問題を解かせる方法。さすがにやさしいとまあ、間違えることが少ない。少ないから点数がとれるわけで、そこをすかさず、ほめる。「できるなあ」とか、「えらいなあ」とか。これはスランプになっていない子にもよくやっていました。秋の最初のころには難しい問題を出しているが、だんだんにやさしくしていく。そうすると、本人の力が変わらずとも点数が良くなる。良くなる、ということは「え、合格するかも」と思えるようになる。そうすると、スランプに入りにくくなるのです。

■ これからはあまり、難しい問題をやるよりは「できそうな問題を確実にできるようにする」練習をした方が良いのです。そしてできた、という感覚を積み重ねる。そうすることで、次第に「迷い」がなくなればスランプは脱出します。もちろん、落ちることへの恐怖感も同時に取り除いていく必要がありますが、できると思えばそういう恐怖感も少しずつ遠のいていくので、とにかくできることを自分で確認できるようにしていってください。

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