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2025

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。

さて、例年にしたがって2025に関する知識をまとめます。

2024年は令和7年です。

さて、今年の干支は42番目の乙(きのと)巳(み))です。ちなみにひとつ前の乙(きのと)巳(み)は1965年。

昨日十干十二支の説明をしましたので、ぜひ確認をしてみてください。

乙(きのと)巳(み)

で、毎年算数ではその年の西暦を使った問題が良く出題されています。2025を数的に考えてみましょう。

2025を素因数分解すると約数は 3×3×3×3×5×5です。見て分かると思いますが、45×45の平方数になります。

平方数は21世紀で今年が唯一。前世紀は44×44=1936。次世紀は2116です。

約数の数で言うと3が4つ、5が2つ。 3の使い方が使わない、を含めて5通り。5は、使わないを含めて3通り。
したがって、5×3=15個あります。

1, 3, 5, 9, 15, 25, 27, 45, 75, 81, 135, 225, 405, 675, 2025で15個。

2025は今年も、いろいろな算数の問題に使われるでしょうが、この素因数分解の結果は記憶しておくと、便利です。最近は計算問題の中に出てくることも多く、分母が2025になる計算問題もあるでしょう。

今日の算数オンラインの問題は2024年開成中学の1の(1)でした。

同じように1〜9までの数で2025を作るとすると、9×3×5×(7×2+1)とか9×3×5×(8×2-1)とか6個の数字でできますが、例えば5個の数字でできるでしょうか?
225×9なので(8×7×4+1)×9という答えがありました。9×5×(7×6+3)も5つですね。他にも考えてみてください。

平方数ですから、正方形の面積が2025cm2というのもありそうな問題ですね。

ということでいろいろ、算数オンラインでもご紹介していきたいと思います。

入試まであとわずかですが、体調に気を付けてしっかり準備をしてください。

今年もよろしくお願いします。


中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
あけましておめでとうございます。


中学受験 算数オンライン塾
1月1日の問題





乙巳(きのとみ)

毎年、この時期十干十二支の説明をします。

元旦はその年の西暦の数を説明しますので、これから大晦日に暦の説明をしようと思います。

内容は毎年一緒なのですが、毎年1回確認すると良いことがあるかもしれないので、ぜひ子どもたちに一読してもらいたいと思います。

中国で生まれた暦の考え方が日本にも入ってきて、いろいろなところに影響を与えています。

昔、五行説というのがあり、世界のすべてのものは「木」「火」「土」「金」「水」の5つからできていると考えられました。

そして木は燃えて火を作り、火は灰から土を作り、土は金を作り、金から水が生まれ、水が木を育てる、という循環が唱えられました。

一方、モノにはすべて表と裏があるという陰陽道と言う考えがあり、それがそれぞれの五行に加えられ、表が兄、裏が弟と考えられました。兄が「え」で弟が「と」です。

木の兄→甲、木の弟→乙、火の兄→丙、火の弟→丁、土の兄→戊、土の弟→己 金の兄→庚、金の弟→辛、水の兄→壬、水の弟→癸

と並ぶことになります。

したがって読み方としては

甲→きのえ 乙→きのと 丙→ひのえ 丁→ひのと 戊→つちのえ 己→つちのと 庚→かのえ 辛→かのと 壬→みずのえ 癸→みずのと

となります。これが十干です。

十干は

甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸 と並びます。こう、おつ、へい、てい、ぼ、き、こう、しん、じん、きという読みになりますが、これで順番を表したわけです。

一方、古代の中国の暦では毎年の木星の位置を知ることが必要でした。

木星は12年で太陽の周りを1周するので、木星のある方向を決めるために、方角を12等分してそれぞれの位置を決めました。つまり木星がある方向の年としたわけですが、その方角に動物の名前を付けたのです。

それが十二支。

子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)

です。子が北で、時計の12の位置と決まれば、あとは時計回りに1の位置が丑、2の位置が寅、ということになります。最後の亥が11です。

図1“>

十二という数字は、1日の時刻を表したり、月を表したりするのには便利なので、これがいろいろな形で使われるようになりました。

で、最初の十干も暦として使われ、それが組み合わさったのが十干十二支になります。10と12の最小公倍数が60ですから60年で1周する暦になるわけです。

並びとしては
甲と子が合わさって1番。これが「きのえね」で甲子と書きます。もう「ピン」と来たかもしれませんが、高校野球で有名な甲子園球場はこの「きのえね」の年にできたのです。(甲子園が出来たのは1924年 大正13年です。)

一覧にするとこうなりますが、2025年は42番目の乙(きのと)巳(み)です。ちなみにひとつ前の(きのと)巳(み)は1965年ですね。


図2

60年でもとに戻るので、還暦と言います。還暦に赤いちゃんちゃんこを送る風習はもう一度、赤子に戻るという意味で長寿を祝う考え方から来ていると言われています。十干十二支からいろいろな風習やことば、風俗が生まれています。

以前、ある中学でその年の十干十二支を問う問題が出ました。十二支を知っていても十干は知らない子が多かったのではないかと思います。

というので、来年は

乙(きのと)巳(み)、覚えてください。一般に巳年というのは、すぐわかるのですが、乙(きのと)はあまり馴染みがないので、覚えておくと良いでしょう。

今年も1年間ありがとうございました。良いお年をお迎えください。


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合格する子




結局、塾は競わされるところ

多くの塾が1クラスの生徒数を15名ぐらいに絞ってきて、だからきめ細かく指導ができる、というようなことになっているようなのですが、実はそうでもない。

というのも、勝手にカリキュラムを変えるわけにはいかない。

だから、「このクラスは全体的に遅れているから、もう1週間、このテーマをやろう」ということにはならないのです。

また、クラス分けがあるから、クラスの中の競争以上に、全体の競争にさらされるから、自分のペースで、ということにはならない。

それが良いと思われていると思うのですが、そうではないのです。むしろ近年は弊害の方が多い。

つまり弾き飛ばされた子どもたちは、自信もできないし、モチベーションも上がらない。

なので、これはこぼれそうだ、と思ったところから、違う手を考えないといけないのです。ただ、日本人は同質性を重んじるところがあり、ここにいないと受からないと思いやすい。

その結果、本当に塾の「お客様」になってしまいがちではあります。

逆に塾にとっては、勝ち残った子どもたちに力を入れれば合格実績は稼げるという仕組みになっていて、圧倒的に塾側の論理になっている点はよく考えてみられるとよいかもしれないと思うのですが・・・。


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12月30日の問題