投稿者「tanaka-admin」のアーカイブ

第259回 想いを読み取る

■ 入試問題というのは、それぞれの学校の「想い」から生まれる部分があります。

■ 例えば、多くの資料を基に自分の考えをまとめる問題を出す学校は、ただ知識にとらわれずに幅広いものの見方を持っている生徒がほしい、と思っている。物語文の読解で登場人物の心情を中心に尋ねる学校は、人の気持ちがわかる子をほしいと思っている。算数の面倒な場合分けの問題を出す学校は、落ち着いて分析できる子がほしいと思っている。

■ 入試傾向はその学校の求める人材像が問題に反映しているわけです。

■ だから、それにそった勉強をすることで、その人材像に向けて自らを鍛える、というのが学校別対策の大きなメリットと言えるわけです。すべての問題に対応することができる、というのはある意味途方もないことです。多くの努力を必要としますから、すべての子ができることではありません。

■ しかし、志望校が求める資質について、それに応えるということは範囲や考え方が狭まる点で言えば、やはり組しやすいところがあるのです。その学校が何を求めようとしているのか、ぜひ考えてみてください。


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学校別の入試傾向を研究する

塾としてはいろいろな学校に対応するということで、ほぼすべての範囲をすべての子どもたちにやらせます。

しかし、これが負担の原因になっているのです。

例えば御三家のレベルの問題は出ない学校なのに、そこまで勉強する必要があるか?

あるいは記述が出ない学校なのに、なぜ記述の練習をするのか?

こういう話を塾の関係者にすると、「どんな選択でもできるようにしたいから」という返答になりますが、逆にすべてが中途半端になる可能性もあるのです。

私は優先順位をしっかり決めなければいけないと思っています。

入試は合格するためにやるのですから、何ができれば合格するか、ということを考えていかないといけない。だから、まず目標を絞ります。

その次に、どんな入試を行っているのかを研究する必要があります。

研究の材料は過去問です。

今年の過去問は5月ごろ出版されますが、今も書店には去年の問題までは揃っているので、私は志望校が決まったらまず買ってしまうことだと思います。

その上で、何ができなければいけないのか、どういうレベルの問題までできなければいけないかをしっかり研究すべきです。

もちろん塾も研究していはいるが、しかし、お子さんのことを考えて研究しているのではありません。受験生全般についてあてはまることをやるのであって、お子さんに合わせてくれるわけではないのです。

塾では学校別の授業に足切をつけるところもあります。

つまり組み分けテストである程度の成績を取らなければ受講することができない、というシステムを取っているところもあるのです。

だから対策はある意味家庭でもしっかり考えておかないといけない。そしてその対策を中心に勉強を進めるべきでしょう。


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読むのが遅い

近年、入試に採録される文章は本当に長くなってきました。

だから、入試の段階でも間に合わない子が案外増えているのです。読むのが遅いこはそう簡単に速くはならない。

そういう子に急がせると、よく読まないからそれこそ点数が壊滅的になってしまう。

なので、急いで読ませてはいけません。ただ、やはり読む数は多くしないとこれは改善しない。

実際に本を読んでいる経験が少ないと、読む力はつかないのです。なので、とにかく文章を読む機会を増やす。新聞を読む時間でもいいし、好きなジャンルの本でもいい。推理小説だって良いと思うのです。

とにかく読む経験が増えれば自然に読む速さは上がっていきます。

今後文章を読む力はいろいろなところで必要とされるので、早い段階から文章を読む機会を増やしてください。塾に早く行くより、こちらの方が大事です。


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