第83回 夏期講習のスタイル

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■ 今は、夏期講習はすべてセットになっている塾が多いでしょう。6年生の場合は、前半が総復習。お盆休みを挟んで後半が学校別指導、になっているところと、全部総復習になっているところに分かれますが、割と同じカリキュラムを全員がやるようにしてあるところが多いようです。

■ 確かに全部を復習することは事実上不可能なので、各校に良く出題される分野から順にやっていく、ということになるから、まあ、この進み方は合理的ではありますが、しかし、全員が同じである、ということは個々の問題は解決されにくいという面があります。

■ 一通り復習するわけだから、子どもができるか、できないかによる強弱はない。全部大事だからやる。でもできる子にとっては、自分の問題を解決できない時間になるわけで、ここが非効率な部分なのです。

■ したがって今から、一体我が子は何を優先して解決していかなければならないかを考えておくことが重要だと思います。今は、毎週のカリキュラムがあるからできない。夏期講習が始まったら、また同じようにできない、というのだとなかなか子どもの個別の問題が解決しない。

■ 場合によっては、夏期講習は自主的に休講して、自分で解決しなければならない問題をやる、ということも考えておかなければなりません。

■ 講習に行っていれば、特に問題はない、ということではありません。子どもたちそれぞれの問題は、やはりそれぞれに解決しなければならないので、その時間をどう確保するかは、考えておきましょう。

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