テスト会からスタートした中学受験業界も、総合塾にシフトして40年ぐらいが経過しました。
総合塾というのは、テストと塾が合体したものです。昔は塾とテスト会は別別だったのですが、それが同じ塾でできるようになったわけです。
最初の生徒達もすでに50台。
だから、この総合塾システムにもいろいろ変化がありました。
特に見ていて変わったなあと思うのは、先生が置かれている立場、でしょうか。
昔は中学受験の先生が少なかったこともあり、1クラス50人とか100人とか、ということもありましたが、だんだん先生の数が増えていって、システムやマニュアル化が進んできた。
したがって、ある程度研修が済めば、大学生でも教えられる、ということになっているわけですから、ある意味先生の技は発揮しずらくなっている。逆に出さないでもらいたいと指導を受けて、塾を辞めた先生も多かったでしょう。
そういう先生方が参入したのが家庭教師の世界で、それがやがて家ではなく教室で、という形式で個別指導の流れができ、さらにコロナでこれがオンライン化していったということなのです。
いろいろなやり方があるものの、さすがに塾も40年経っていると、システムとしてはだんだん弊害も多くなってくるので、子どもに合った学習方式を選択することができるようになったのは、それなりに良いことだと思います。
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