近年、進学実績が上がっている学校は、勉強させる学校だ、というお話をしました。
ある学校は元が塾からスタートした学校で、学校法人をM&Aで手に入れて学校をやっているから、完全に塾のスタイルで学校運営をしている。
これに反対していた教職員はすべてリストラされてしまったので、まあ、そういうスタイルで結果を出すことがすべて、みたいな感じになりました。
でも、それでも結果が出た最大の理由は、子どもたちがその方式に慣れていた、ということではないか、と思います。
つまり、大量の宿題を出され,課題を管理されても、まあ、仕方がないか、という感じ。
それに反発する子どもは少なかったか、あるいは、反発しても何もできなかったか、でしょう。まあ、辞めるしかなかったかなと思います。
だから、その体制に適応した子どもたちががんばって成果を出した。それがまあ、現状かなと。
で、この先その卒業生がどういう形で育っていくのかは、注目しています。
というのも、大学受験までは、答えがある意味用意されている。わかっていることを勉強しているわけだが、実社会に出れば正解がわかっているわけではない。
それにこういう学校の生徒がどう適応できるのか。
子どもはタフだからなあ、と思うものの、ちょっと純粋培養みたいなところもあるので懸念する向きもありますから。
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問題文の意味がわからない
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