化石に関する問題

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2020年早稲田中学の問題です。

地層や岩石の中に残された、昔の生物の死がいや生活のあとを化石といいます。化石は野外のほかに、デパートなどの石造りのかべの中にも見ることができます。あるビルのかべに化石を見つけたので、スケッチ(図1)をしてこれについて調べることにしました。以下の問いに答えなさい。

問1 この化石は断面が見えており、図鑑で調べると中生代という時代に生息していた生物のものでした。この化石の名前を答えなさい。

問2 この化石のように、地層がたい積した時代が分かる化石を示準化石といいます。示準化石に適している生物の条件としてふさわしいものをすべて選び、記号で答えなさい。
ア 広い範囲に生息していた生物
イ 限られた違背でしか生息できない生物
ウ 長い期間生息していた生物
エ 短い期間に栄えた生物

問1の化石は、標高8,000mを超えるヒマラヤ山脈の山頂付近の地層からも見つかっています。ヒマラヤ山脈の南に位置するインドなどは、かつては別の小さな大陸(古インド大陸)でした。図2は、古インド大陸の南から北への移動のようすと、現在のユーラシア大陸、ヒマラヤ山脈の位置を示しています。

問3 ヒマラヤ山脈の山頂付近の地層から問1の化石が見つかったことから、この地層がつくられたのはどのような場所だったと考えられますか。

問4 古インド大陸の移動は何の動きによるものですか。

問5 古インド大陸は1年でどのくらい移動しましたか。図2を用いて計算し、もっともふさわしいものを選び、記号で答えなさい。ただし、子午線の長さを40,000kmとします。
ア 約1mm      イ 約10cm
ウ 約1m       エ 約10m

【解説と解答】
問l アンモナイトです。全ての種が平らな巻き貝の形をした殻を持っている海に分布した生物です。
(答え)アンモナイト  
問2 示準化石は時代を示す基準となるものですから、広い範囲に分布し、短い期間生息した生物が適しています。
(答え)ア,エ  
問3 海底で作られたと考えられます。
(答え)海底  
問4 大陸移動はプレートの移動によるものです。
(答え)プレート  
問5 緯度40度分ですから、40000÷360×40=4444㎞ 4444000000㎜÷71000000=4444÷71=62mm=6.2㎝からイ。
(答え)イ




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