第396回 力のある子どもたちのいる学校を目指そう

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■ 中学受験に長く関わってきて、卒業生が社会の中核をなす世代になってきました。それで感じるのは、やはり中学受験は、環境が許すならぜひ子どもたちに勧めたい、ということです。

■ 今の社会で活躍する人々は、学歴がどうというよりも、人それぞれが持っている力を拠り所としています。

■ ただ頭が良いと言うだけでなく、勉強し、いろいろな経験をしながら、様々な問題に対する力をつけているわけですが、ではその力は自分だけで得られたかといえば、そういうわけではない。

■ 特に重要なのは、成長期の友だち、先輩、後輩という環境ではないかと思うのです。学校の先生たちの影響ももちろん小さくないでしょうが、いろいろな個性があって、それぞれとのコミュニケーションから刺激を受けているところは大きい。

■ その結果として、自分もこうなりたい、ああいう力を身につけていきたい、という気持ちが湧いてくる。周りにそういうモデルがないと、なかなか気が付かないことが多いのです。

■ だから中学だけに限らす、高校でも大学でもそういう人が周りに多い環境というのを目指していくと良いと思うのです。今は受験直前期にになったので、何とか入りたい、という気持ちが強いわけですが、まだまだ子どもたちの先は長いので、目線を上げて狙ってもらいたい思います。


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