志望校の決め方(4)

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受験校か、付属校かを決め、なるべく自由な学校を選び(これには異論もあるかもしれませんが)、あとは男子校・女子校、共学校と部活、そして通学時間を考えればいいことになります。

まず簡単なところで、通学時間から。

通学時間は1時間以内がいいでしょう。本当はもっと近くてもいい。最近はおそろしいほど電車の運行距離が長くなってきました。今度開通した東京ー上野ラインというのは、最長、黒磯から熱海までずっと走っているらしい。

中学生は寝ます。もう、これは絶対に電車の中で寝ると思っていい。

つわ者は、終点まで行って起こされ、次に起きたらまた終点だった、ということもあるらしい。したがって、長い電車に乗るといったいどこまでいくかわかりません。だから、本当は寝る暇がないぐらいの方が良いのです。

それに部活をやるということになれば、当然練習時間もあるし、朝練もあるかもしれない。45分ぐらいのところで見つけられればいいかもしれません。

またはどうしてもこの学校、というのであれば引っ越すこともアリでしょう。

次に、部活。

これはもう本人がやりたい部活があることが一番。以前、囲碁命の親子がいて、お父さんも本人も囲碁が好きで熱心だから、もう囲碁部が強いところ、ということになって、実はそうなると結構難しい学校になるわけですが、でもその中でも指導体制がいいというので、ある学校に見事に合格していきました。

こういうのは勉強するエネルギーを生み出すので、結構大事なことなのです。例えばサッカー部に入って日本代表、なんて夢を語っている子どもたちは多いわけですが、それにはそれなりのルートがあるわけで、ただサッカー部があるところではうまくないわけです。で、熱心であれば当然そういうことを考えて選ぶから、まあ、それなりにモチベーションも維持できるので、これは一緒に考えてあげた方が良いでしょう。

で、最後が男子校か、女子校か。

最近は男の子も女の子も、割と共学が好みです。だから女子校がどんどん共学校に変わり、男子校も共学校に変わっている。

しかし断固として男子校、女子校を貫く学校もあります。

基本的に男子は女子に比べて幼いので、中学時代は女子の方に圧倒されることが多い。これが高校になると少しずつ力を取り戻していく、ということになるわけで、したがって中学の間は男の子だけで育てた方が良い、という考え方はあるわけです。

また、学内に色恋沙汰を持ち込まれるのは面倒だ、ということで女子校を貫く場合もあるようですが、まあ、これは本人の好みでいいでしょう。

「絶対男子校」と言っていても途中で後悔したりするのだから何ですが、一応本人の望みに合わせてあげるといいでしょう。

ということで、これだけ絞り込んだら、後は学校に見学に行きましょう。もちろん説明会も良いですが、普段の日に普段の子どもたちの様子を見に行く、というのも悪くはないものです。

で、子どもたちの様子を見ていて「この学校に入れたいなあ」とか「私、この学校に行きたいかも」と親が思えれば、結構フィーリングの合う学校、ということになるので、後はそこに向けて学力を上げていきましょう。

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