第10回 努力の質

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計画を立てながら勉強していくと、あるわなに陥ってしまうことがあります。毎日、決まった勉強を終えるために勉強するようになるのです。特に塾の宿題が多いと、宿題が終わることが重要になってきます。やっていかないと、先生に叱られるかもしれない。だからとにかく終わるために勉強をするようになってしまうのです。
このわなに陥ると、みなさんの成績はぜんぜん上がりません。もしかすると、落ちてしまうかもしれませんね。「勉強しているのに、成績が下がる」ということが起こってしまうのです。なぜでしょうか?
勉強は理解するためにやるのです。問題が解けるようになるためにやるのですね。だからやる問題やる問題、次は絶対できるようにしていかなければなりません。みなさんは、今日やった問題が次のテストで出たときに「絶対に解ける」自信がありますか?たくさんの問題を解いている人に限って、その自信がなかなかつかないのです。これは終わるために勉強をしているからです。やる問題が多いから、ひとつひとつの問題にかかずらわっている暇はない!という感じでしょうか。しかしそれでは定着しません。同じ問題が出ても記憶もあいまいだし、「そんな問題やったっけなあ」という感じになってしまっては勉強が非効率になってしまうだけです。まずは、一問一問ていねいに解きましょう。として「次は絶対できるぞ」という自信を培ってください。

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