過去問を恐れない

お盆休みで、これから過去問をがんばる子どもたちは少なくないでしょう。

ところが、早くから過去問をやらせない塾があります。

「この時期にやっても、できないから、ただ自信をなくすだけ」

ということのようですが、しかし、むしろ手が遅くなるだけの話。できないものをできるようにするのが大事で、つまり過去問をテストと決めつけてしまってはいけないのです。

それぞれの学校には出題傾向があり、その出題傾向を理解しながら対策を進めていくことが一番の近道です。

昨日指導をした子は理科の過去問をやっていましたが、やり方をみているといろいろ問題が出てきた。例えばちゃんと問題を確認してから解いていないから、解答の形式が違ったりしている。また、ここは忘れてしまっている、というところが出てきたので、それを学校別バインダーから問題を抽出してやってもらいました。

大事なのは手を打つことです。

塾はどちらかといえば、全員に同じことをさせたいから、そういう個別の勉強は後に回す傾向があります。だからそれは家庭でやらないと間に合わなくなる。

お盆休み、どんどん志望校の過去問に取り組んで、志望校対策を進めてください。


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圧力に関する問題

2018年サレジオ学院の問題です。


次に示す実験1~4について,あとの問いに答えなさい。
 図1のように,右側には断面の面積(以下これを断面積と呼ぶ)が10cm2の管を,左側には異なる断面債の管をつなげてU字型の管を確りました。以下ではこれをU字管と呼ぶことにします。U字管に水を満たし,管の太さにちょうど収まるようにうすい板を用意し,これでそれぞれの管にふたをします。板はとても軽く,以下では板の重さは考えなくて良いものとします。また,水1cm3の重さは1gであるとします。

実験1
 U字管の左側の管の断面積を右と同じく10cm2としました(図2)。左側の管のふたの上にある重さのおもりを置き,左右の管のふたの位置の高低差をはかりました。

(1)おもりの重さを50gとしたとき,ふたの高低差は何cmとなりますか。数字で答えなさい。

実験2
  左側の管の断面積を表1にあるようにさまざまに変えて,いくつかのU宇管を用意しました(図3)。それぞれの管に水を満たし,左側のふたの上に50gのおもりを置いて,左右の管のふたの高低差をはかったところ,表1のようになりました。
(2)表1の(イ)に当てはまる数字を答えなさい。

実験3
   実験2で用いた日宇管を使って,今度は左側のふたの上に置いた50gのおもりは変えずに.右側のふたに別のおもりをのせ,左右のふたの高さが等しくなるようにしました(図4)。
(3)左の管の断面積が20cm2のとき,右側のふたには何gの重さのおもりをのせればよいですか。数字で答えなさい。

実験4
  左側の管の断面積を20cm2,右側の管の断面積を10cm2としたところ,左右のふたの高さは同じになりました(図5)。その後,左側のふたに重さ90gのおもりをのせたところ,左側のふたが下がり,右側のふたが上がりました(図6)。
(4)左側のふたは元の位置から何cm下がりましたか。また,右側のふたは元の位置から何cm上がりましたか。それぞれ数字で答えなさい。

【解説と解答】
(1)50gのおもりがかかるので、50cm3分の圧力となるから50÷10=5cm
(答え)5cm
(2)積が一定となるので、50÷100=0.5
(答え)0.5cm
(3)左の管の圧力が1cm2あたり、2.5gなので、2.5×10=25g
(答え)25g
(4)
90gは90cm3分です。90÷20=4.5cm分になりますが、左側と右側では1:2になるので、4.5÷(1+2)×1=1.5cmが左側。4.5-1.5=3cmが右側になります。
(答え)左側1.5 右側3


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第337回 コントロールしようと思わない

■ 夏休み中、塾に行ってくれていたので、それほど気にならなかったかもしれませんが、お盆休みに入ると、子どもたちが家で勉強する。

■ そうすると、まあ、いろいろトラブルが起こってくる場合があるようです。

■ すでに反抗期に突入している子が多いとは思いますが、まだ、この時期は本格的なものではないので、親の方が微妙な距離を保っていれば特に問題はない。本人もそれなりには親の言うことを聞かないといけないと思っているし、また何とか合格したいと思っていれば、勉強もそれなりにがんばるでしょう。

■ しかし…

■ 本人はあまりやる気にならず、親は何とかしたいと思い、結果として家庭内バトルに発展することはよくあること。子どもたちの話を聞いていると、やはりコントロールされたくない、という気持ちが強いのです。

■ これは本当はお赤飯を炊かなければいけない話で、ようやく、自分なりにやりたいと思うようになったわけですが、ただその質はまだまだ問題外のことが多い。だから親はコントロールしようとするが、それが気に入らないからバトルになる。

■ だから、そのコントロールしようという気持ちを捨てて、何とか本人のやる気を引き出すことを考えた方が良いのです。

■ では実際にどうするか。本人のがんばるところを認め、それを褒めることです。

■ 「そんな、褒めるところなんかひとつもない!」と思われているかもしれませんが、毎日塾に通うことだって、まあ、ある意味良くやっていることなのですし、そういうことをひとつひとつ認めていく。

■ さらに、合格したいと思う学校をしっかり作り、そこでどんな暮らしが待っているのかいっしょに想像する。合格すればこういうことができるようになる、というのを感じてくると、それなりにがんばろうかなと思うものです。

■ この2つを軸に子どもたちが自分でやろうとする気持ちを引き出してください。最早~しなさい、だけではダメで、モチベーションを支える工夫が必要です。


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