組み分けテストで下位クラスが続くと、子どもはだんだん「自分はこのくらいなのだ」と思い始めます。
最初は上のクラスを目指していたはずなのに、結果がなかなか変わらないと、その目標も少しずつかすんでいく。そして、「どうせやっても無理だから」という気持ちが出てくると、その先の受験勉強はなかなか好転しません。
しかし、クラスはその時点の組み分けテストの結果で決まったものにすぎません。子どもの力のすべてを表しているわけではないのです。
実際には、下位クラスにいたとしても、以前よりできるようになったことはたくさんあるはずです。
「知識が確実に増えてきた」
「場合の数の問題が解けるようになった」
「計算ミスが減ってきた」
「長い文章題にも取り組めるようになった」
そうした変化に、きちんとスポットライトを当ててください。
大切なのは、漠然と「がんばっているね」と言うだけではなく、何ができるようになったのかを具体的に本人へ伝えることです。見える成果として示されれば、子ども自身も「自分は少しずつ進んでいる」と感じることができます。
クラスが上がってから自信がつくのではありません。小さな成長を認められ、自信がついてくるから、その先の結果が変わっていくのです。
下位クラスという位置づけを、本人の能力だと思わせてはいけません。今できるようになっていることを積み重ね、前に進んでいる実感を持たせる。それが、やる気を引き出し、やがて好結果につながっていきます。
