日別アーカイブ: 2026年7月12日

できなくてよいことはたくさんある

塾で出される問題を見て、「ずいぶん難しいな」と感じることがあるかもしれません。

間違えた問題を一つひとつ復習し、できるようにしようとしても、なかなか終わらない。次から次へと直す問題が増えていき、勉強時間がいくらあっても足りない、ということもあるでしょう。

それは、塾の教材には基本問題だけではなく、かなり難しい応用問題まで含まれているからです。

もちろん、その問題が志望校の入試に必要なのであれば、しっかり取り組まなければなりません。しかし、受験する学校によっては、そこまで難しい問題はほとんど出題されない、ということもあります。

そうであれば、その問題をできるようにするために多くの時間を使う必要があるのか、きちんと考えた方がよいでしょう。

大事なのは、塾で出された問題をすべてできるようにすることではありません。志望校の入試で合格点を取るために、必要な問題をできるようにすることです。

一方で、志望校では塾の教材以上に難しい問題が出題されている場合もあります。その場合は、塾の復習に時間をかけ続けるよりも、早めに過去問へ移り、志望校の出題に合わせた勉強を進めた方がよいでしょう。

逆に、それほど難しい問題が出ない学校を受験するのであれば、難問に時間を使うより、基本問題を確実に解くことや、知識の抜けを埋めること、計算や漢字で失点しないことの方が重要です。

できないことが見つかると、つい全部直さなければならないと思ってしまいます。

しかし、「できないこと」と「できなくてよいこと」は違います。

限られた時間の中で成果を上げるには、何をできるようにするべきかだけではなく、何はできなくてもよいのかを判断することも必要です。

志望校の過去問を基準に、必要な勉強と必要のない勉強を区分けしてください。やらないことを決めることも、受験勉強では大切な戦略なのです。