日別アーカイブ: 2026年7月27日

講習の宿題

夏期講習が始まると、毎日のように宿題が出ます。

授業で習ったことを定着させるためには、もちろん復習が必要です。授業を受けただけで、全部ができるようになるわけではありません。わからなかった問題をもう一度考え、解き方を確認する。その時間があって、初めて講習の内容が自分の力になっていきます。

ただし、出された宿題を全部やることが、いつも正しいとは限りません。

すでにできる問題まで何度も繰り返したり、授業で十分に理解できているところに長い時間を使ったりすれば、本当に直さなければいけない問題に手が回らなくなります。講習中は授業時間も長くなりますから、家庭で使える時間には限りがあります。

大事なのは、宿題を終わらせることではなく、できなかったことをできるようにすることです。

まず、授業中にできなかった問題、解説を聞いてもまだ不安が残る問題を優先する。反対に、自力で確実に解ける問題は、すべて繰り返さなくてもよいでしょう。宿題の量が多いときほど、どこに時間を使うかを考える必要があります。

子どもは、宿題として出されれば「全部やらなければいけない」と思います。ですから、保護者が様子を見ながら、必要なものを整理してあげることも大切です。終わったページ数ではなく、昨日できなかった問題が今日できるようになったかを見てください。

講習の宿題に追われて、睡眠時間が減ったり、過去問や自分の課題ができなくなったりしては、本末転倒です。講習のために家庭学習があるのではなく、力をつけるために講習も宿題も利用するのです。

今のやり方ではうまく進まないと感じる場合は、家庭で取り組みやすい形に切り替えることも一つの方法です。