月別アーカイブ: 2014年11月

できた気にならない

これだけたくさんの問題演習をしてくると、何となく答えがわかったりするものです。

ああ、これは前にやった、4分間ずれるんだよ。みたいな感じ。でもなぜ、4分間ずれるのかが、本当はわかっていない。でも答え合わせをすると○がついているからできた気になってしまう。

本当にできたか、というのは本人にしかわからないものです。いちいちほじくり出そうとすれば、できないことでもないが、途方もなく時間がかかる。

だから、本人があて感で解いたり、ここはこうなんだと思うけど、でもよくわかっていない、という場合は自分で申告して、自分で解説を読むぐらいの慎重さとていねいさが必要になってきています。

しかし、量を追いかけると、そんな余裕はなくなる。

結果的にひとつひとつのことがいい加減になり、本人はできた気になっているが、実はあまりよくわかっていない、みたいなことが起きるのです。

ここは、良く子どもたちに話をしておいた方が良いことです。

今のうちなら修正がいくらでも利く。わからないのなら確認のしようがある。しかし、本番にいい加減な理解が元で点数を取り損なったら、それこそもったいない話。

だから自分で本当にわかっていない、と思ったら答え合わせをするときに、自分で確認してね、と促してください。

この時「やさしい」言い方をしなくてはいけません。

強い言い方をすると、「あなたはいつもごまかしてるからね」みたいに聞こえるから、そうなると子どもは売られたけんかは買わねばならないことになります。

要注意です。

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第160回 どこまで手を出すか

■ 入試は本人が受けるものです。実際に入試会場に連れて行って、後はもう本人が試験を受けてくるだけ。親としてはそれ以上はもう何もできません。

■ したがって入試を迎えるまでの準備も、それこそ本人がいろいろやるのが本当は望ましい。しかし、すべて本人ができるわけでもないので、お父さん、お母さんの手伝いが必要になる。で、ここまできて幼いという子も中にはいるので、いざとなったらある程度親が手を引っ張って入れる、みたいなことも必要かもしれません。

第156回 手を引っ張って歩くか、それとも手を離すか

■ しかしながら、腹はくくったものの、やはり本人がそれなりにやっている、ということであるならば、そろそろ後ろに控えるというのも悪い手ではないのです。で、そう決めたけれども、しかし、やはりお父さん、お母さんの動きを見ているとやはり「やりすぎ」が目につくものです。

■ このくらいは、と思っているのがどんどんエスカレートしていくものなのです。だから、ちょっと控えめ、親としては不満だが、まあ、このくらいでやめておこう、ぐらいで手を引っ込めた方が良いかもしれません。

■ 親は子どものことはいくつになっても心配だから、ついいろいろ、やりたがるところはあるのだけれど、もうここまで来たら手を出さない、という覚悟を決めてもいいかもしれません。

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点の移動の問題

2014年東邦大東邦の問題です。


図のようなAD=14㎝の長方形ABCDがあります。
点Pは、点Bを出発して辺BA上を毎秒1cmの速さで点Aまで動きます。
点Qは、点Pが出発してから3秒後に点Dを出発して、辺DA上を毎秒2cmの速さで点Aまで動きます。点Pと点Qが同時に点Aに着くとき、次の問いに答えなさい。

(1)辺ABの長さを求めなさい。
(2)四角形APCQの面積が長方形ABCDの面積の半分になるのは、点Pが点Bを出発してから何秒後ですか。


【解説と解答】
(1)点Pと点Qは同時に点Aに着きます。
ADは14㎝で点Qは秒速が2cmですから、AD上を移動するのにかかる時間は14÷2=7秒。点Qは点Pが出発してから3秒後に出るので、点PはBからAまで7+3=10秒かかります。したがってAB間は1×10=10㎝
(答え)10㎝

(2)四角形APCQの面積は長方形ABCDの面積から三角形PBCと三角形CDQの面積を引いたものですから、四角形APCQが長方形ABCDの半分になるということは、2つの三角形の面積の和が長方形ABCDの半分になります。
点Qが出発してからの時間を【1】秒後とすると
三角形PBCの面積は(【1】+3)×14÷2=【7】+21
三角形QDCの面積は2×【1】×10÷2=【10】
したがって合計は【17】+21=10×14÷2=70
より(70-21)÷17=$$\frac{49}{17}$$=2$$\frac{15}{17}$$
したがって点Pが出発してからは3+2$$\frac{15}{17}$$=5$$\frac{15}{17}$$秒後です。

(答え)5$$\frac{15}{17}$$秒後


「映像教材、これでわかる比と速さ」(田中貴)

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