月別アーカイブ: 2014年10月

どちらかが受験から引くのも大事

昔はお父さんが中学受験に出てくることはまずありませんでした。

もともと「小学生は遊ぶのが仕事だ」と言ってお母さんの顰蹙を買う、というのが多かったのですが、最近はどこの学校の説明会に行っても、模擬試験の会場に行っても結構、お父さんの姿を見ます。

お母さんの負担が減る、という意味でこれは歓迎すべきことがらである一方、両親とも子どもの受検に身が入りすぎになる、という欠点があります。

子どもの成長は短期的なものと長期的なものがあるので、どちらかが長期的なことを考えているのが本当はいい。これが以前はお父さんの役割であって「あとで取り返せばいいじゃあないか」と子どもたちを励ましていたものです。

今は両親とも気合が入ってしまうところがあり、そうなると子どもたちの逃げ場がなくなる、ということはあるので、どちらかが多少中学受験から距離を置く、というのも子育てのバランスでは重要なことのように思います。

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最初に腹を決めておく

中学入試が残念だった後、お父さんもお母さんも暗くて、すごくいやだった、という話をたまに聞きます。

まあ、それなりにお父さん、お母さんががんばったということなのでしょうが、しかし、子どもがそういう想いをするような受験なら本当はしない方が良かった、と思うのです。

中学入試はしなければならない受験ではありません。多くなったと言われた時期でも20%の受験率にはならなかったのだから、やはり特別な入試でしょう。

つまり子どもの将来にとって何かプラスになるように中学受験をするはずなのです。

しかし、この子のようだと何もプラスがない。むしろマイナスになってしまうのです。

だから最初に腹を決めておく。

中学受験で子どもの人生は決まりません。

かつ、まだまだ先にたくさんのチャンスが子どもたちにはあるのだから、別に今回失敗したってたいした問題ではない。

むしろ親子でひとつの目的に向かってがんばった、という体験ができてよかった、とすればいいのです。

これは今のうちにお父さん、お母さんが心の準備をしておくべきでしょう。そこをしっかり考えておけば少なくとも子どもが、そういうつらい想いをしなくてすむ。

負けるときは負けるのです。その時は次に勝つにはどうするか、を考えれば良いだけの話だということを、もう一度確認してください。

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第159回 公立一貫校の併願

■ 東京、神奈川の場合、公立一貫校の中学試験は2月3日です。

■ 最近の倍率で見ると7倍前後をつけるので、私立中学に比べればかなり競争が厳しいわけですが、一方で私立のように細かい対策をすることはあまりないという部分もあるので、これまで私立対策をしてきた子どもたちが公立一貫校を併願する場合も増えてきています。

■ 公立一貫校の準備だけをしてきた子どもたちが、私立を受験をするのは大変ですが、私立の準備をしてきた子どもたちは作文とかPISA型とか気になるところはあるものの、これまでの受験勉強でできることではあるので公立一貫校を選んでいる場合もあるでしょう。

■ しかし私立の入試も短期決戦であることは間違いないので2月3日の入試日も非常に貴重です。公立の倍率が高いのに、それに大事な一日を使ってもいいのか?ということは慎重に考えておかなければなりません。

■ 学校説明会を聞いたり、これまでの入試問題について対策を考えたりした上で受験をするのであればまだしも、あまりしっかりと対策をしないまま、「なんとなくできるんじゃない?」ぐらいの気持ちで併願してもうまくいきません。受験するにはそれなりの準備が必要ですから、良く考えた上で併願されることをお薦めします。

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