月別アーカイブ: 2014年10月

割合の問題

2014年筑波大駒場の問題です。


大きな水槽に、濃度12%の食塩水が1kg入っています。この水槽に、水と濃度12%の食塩水を交互に入れていきます。

1回目:水を入れて水槽の食塩水の濃度を、水を入れ始める前の$$\frac{4}{5}$$倍の濃度にうすめます。
    うすまったら、濃度12%の食塩水を加えて、水槽の食塩水を2kgにします。

2回目:水を入れて水槽の食塩水の濃度を、水を入れ始める前の$$\frac{4}{5}$$倍の濃度にうすめます。
    うすまったら、濃度12%の食塩水を加えて、水槽の食塩水を3kgにします。

以下、同様に水と食塩水を交互に入れて、水槽の食塩水を1kgずつ増やしていきます。

そしてうすめるために一度に入れる水が初めて1kgになったとき、その後は、食塩水を水を交互に1kgずつ入れ続けます。次の問いに答えなさい。

(1)水槽の食塩水が2kgになったとき、濃度は何%ですか。

(2)うすめるために一度に入れる水が初めてちょうど1kgになったときを考えます。その1kgの水を入れて、水槽の食塩水は何kgになりましたか。

(3)水槽の食塩水の濃度が最も低くなるとき、その濃度は何%ですか。


【解説と解答】
(1)$$\frac{4}{5}$$倍にうすめる、ということは前の量の$$\frac{1}{4}$$倍の水の量をいれることです。
最初1kgでしたから250gの水を入れ、12×$$\frac{4}{5}$$=9.6%の食塩水が1250gできました。
それに12%の食塩水750gを加えて2kgにするので、1250:750=5:3になるから、下の図のてんびんを考えると

12-9.6=2.4%を3:5に分けて2.4÷(3+5)×3=0.9%、9.6%から増えるので9.6+0.9=10.5%になります。

(答え)10.5%

(2)うすめるための水が1kgであるためには、前の食塩水が1×4=4kgになっていました。
したがって入れた後の食塩水の量は4+1=5kgです。

(答え)5kg

(3)うすめるために一度に入れる水が初めて1kgになった後は水を1kg、12%の食塩水を1kg入れるので、結局6%の食塩水を2kg入れていくのと同じになります。

全体が2kgになったとき、濃さは10.5%でした。次は500gの水を入れて8.4%にするので、これに500gの12%食塩水を混ぜることになります。したがって下のてんびんからできた食塩水は9%です。

全体が3kgになったとき、濃さは9%でした。次は750gの水を入れて7.2%にするので、これに250gの12%食塩水をまぜることになります。したがって下のてんびんから食塩水は7.5%です。

全体が4kgになったとき、濃さは7.5%でした。次は1000gの水を入れて6%にするので、一度ここで6%になります。したがってこの後は6%の食塩水を入れるのと同じになるので、最低は6%になります。

(答え)6%

《別解》
最初に12%の食塩水が1kgありました。足した水はその$$\frac{1}{4}$$で250g。足した食塩水は750gです。
次に2kgになったとき、足した水は500g、足した食塩水は500gです。
次に3kgになったとき、足した水は750g 足した食塩水は250gです。
次に4kgになったとき、足した水は1000gでした。

ということはここで12%の食塩水と水の量が同じになるので6%になります。


6年算数頻出問題精選ノート(田中貴)

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やさしい問題に気を付ける

試験中、気持ちはどうしても難しい問題をなんとかしようという方に向きます。

したがって前半の問題とか、一行問題は急いでやって、みたいなことになる。しかし、結果としては最初の方をずいぶん間違えてしまって、点数としてまとまらない、ということがあるものです。

気持ちはわかるが、実際の入試で差がつくのは実は難しい問題ではありません。

みんなができそうな問題を確実に点数にする、ということです。難しい問題はできる生徒が少ないので、できなくても差をつけられることが少ないが、しかし、みんなができそうな問題を失点すると差を確実につけられてしまう。

これは入試ではあまり良い状況にはなりません。

最初のやさしそうな問題こそ、本当に気を付ける。

ていねいに、ていねいにと、自分に言い聞かせながら、最大限の注意を払って解いていってください。

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家庭教師や個別指導をつける理由

この時期、家庭教師や個別指導をつける方が増えます。

あと3ヶ月だから、という時期的な理由もあるのでしょうが、しかし、つける以上、その目的ははっきりしていないといけない。

例えば過去問を解いていて、わからない問題がたまってしまって、それを教えてもらいたい。

あるいは理科の計算問題がもうひとつできないから、そこだけやり直したい。

そういう目的が明確になっていないと、ただ時間を使うだけで効果があがりません。

例えば、過去問をやっていないから、といって個別指導をつけるのはあまり意味がない。だって、それは家でもできることだから。

往復の時間をかけて、コストもかかって家で十分できることをする必要はないわけです。むしろその時間が拘束されて自由に勉強を決められなくなってしまいます。

最後だから何とか、という気持ちでつける方が多いのだけれど、何をするかを明確にしないとさらに時間がなくなってしまうから気をつけてください。

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