月別アーカイブ: 2014年11月

情報公開

学校によって、入試に関する情報や入学後に関する説明に積極的な学校とそうでない学校があります。

本来こういう広報活動はどの学校も積極的であるべきだとは思うのです。教科の指導内容や進学実績ばかりではなく、クラブ活動や子どもたちの日常生活、あるいは入試に関する考え方などなるべく機会を作って保護者に知らせるべきだと思います。

熱心な学校は、やはり募集に対してかつて非常にしんどい思いをしたことがあり、その結果としていろいろな試行錯誤をした上で今があるから、たくさんの行事が残っている。説明会も回数が多いし、オープンキャンパスもあるし、最近だと模擬試験もあったりします。

学校が入試の模擬試験をやるというのは、一番確実ではあるし、会場も学校だから入試の練習にもなる。

そういうことを積み重ねて、募集活動が成果を上げているわけです。

一方、熱心でないと思われる学校は、明らかにこれまで成功してしまっている学校と言えるでしょう。そんなにがんばらなくても、生徒は来ると思うから、あまりやらない。

かえって情報がいろいろ出てしまっても困るから、あまりいろいろなことを言わない。合格点も発表しない、というようなことになるわけです。

まあ、それはそれでそういう考えだからしかたがない部分はありますが、やはりそういう学校は受験生が集まらなくなる傾向になっているような気がします。

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物語文だけの出題

多くの学校では長文の出題は2題です。1題が物語文。もう1題が論説文、説明文。それでも最近は結構長い文章が採録されて問題になっているので、読んで答えるのは結構大変です。

で、多少なりともじっくり文章を読んで、読解力、表現力を試したいということになると、この問題文が1題になる学校があります。その代わりすべての問題が記述式ということになります。

この場合、論説文や説明文を題材にすることはあまりなく、ほぼ物語文になるようです。

論説文や説明文は論理を読み取れるか、ということが中心になるわけですが、物語文の場合は登場人物の心情を読み取ることになります。

したがって「人の気持ちがわかる子か?」「人の痛みがわかる子か?」というような観点でも子どもを見ることができる。

なので、こういうスタイルの学校はそのスタイルを変えません。だから毎年判を押したように物語文の読解になる。

じゃあ、対策は簡単かというとそんなことはないのです。

物語文ばかりを読んでいれば、「人の気持ちがわかるか?」というとそうでもない。やはり子ども自身が成長しながら、いろいろな体験をするからわかるところもあるし、またそれを表現するということになれば語彙も必要になる。

ただ書けないということはなくなります。対策をしていれば問題に応じて書くことはできるようになるのです。ただ書けるようになったからといって、答えが合っているとは限らない。でも、書かないと○はつかないわけで、最初は内容を問わず、とにかく書けるように練習をします。

もうこの時期になると、それなりに書けるようにはなっているので、あとは中身。答えについて、本当に登場人物の置かれている状況がわかっているか、どういう気持ちになっているのか表現できているか、をしっかり検討していきましょう。

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資源に関する問題

2014年早稲田中学の問題です。


家庭ごみとして出るペットボトル・アルミ缶・スチール缶・割りばし・スナック菓子の袋などについて、いろいろなことを調べた。以下の問いに答えよ。

問1 リサイクル工場では運ばれてきたペットボトルを細かくくだいてから、ボトルの部分とキャップの部分を分けている。このとき、それぞれの物質の特ちょうのちがいが利用されている。この特ちょうとして正しいものを選び、記号で答えよ。
 ア 水に入れるとボトルの部分は浮くが、キャップの部分は沈む。
 イ 水に入れるとキャップの部分は浮くが、ボトルの部分は沈む。
 ウ 熱湯に入れるとボトルの部分はちぢむが、キャップの部分はちぢまない。
 エ 熱湯に入れるとボトルの部分はぼう張するが、キャップの部分はぼう張しない。

問2 ペットボトルにはさまざまな形のものがあるが、炭酸飲料用のペットボトルは断面が円の形になっている。その理由として最もふさわしいものを選び、記号で答えよ。
 ア 容器を変形しにくくするため。
 イ ふたを開けたときに炭酸飲料があふれ出すのをふせぐため。
 ウ 運ばんのときに容器をたおれにくくするため。
 エ 炭酸飲料を冷やしやすくするため。

問3 アルミ缶は主にアルミニウム、スチール缶は主に鉄でできている。次の文のうち、正しいものをすべて選び、記号で答えよ。
ア 同じ重さのアルミニウムと鉄を比べると、鉄のほうが体積が大きい。
イ アルミニウムも鉄も電気を通しやすい。
ウ アルミニウムも鉄も磁石に引き寄せられる。
エ アルミニウムも鉄も塩酸にとけて気体を生じる。
オ アルミニウムも鉄も水酸化ナトリウム水よう液にとけて気体を生じる。

問4 スチール缶にガスバーナーの火を当てても燃えないが、スチールウールは燃える。その理由として最もふさわしいも
  のを選び、記号で答えよ。
ア スチール缶よりもスチールウールのほうが熱が伝わりやすいから。
イ スチール缶よりもスチールウールのほうが鉄をふくむ割合が大きいから。
ウ スチールウールは鉄のはかに燃えやすい素材を加えてあるから。
エ スチール缶はすでに鉄を燃やしたものだから。・
オ スチール缶に比べてスチールウールは空気とふれる面が大きいから。

問5  割りばしを試験管の中に入れ、ガラス管つきのゴムせんでふたをしてガスバーナーを用いて蒸し焼きにした。この実験において、試験管の向きはどうするのが適切か。下から正しいものを選び、記号で答えよ。また、その理由を18字以内で答えよ。

問6 あるスナック菓子の袋は内側が銀色をしていた。その成分を調べてみたところ、プラスチックとアルミニウムをくっつけてあることがわかった。
アルミニウムは燃やすと次のような変化をする。

アルミニウム+酸素→酸化アルミニウム

また、5.4gのアルミニウムを燃やすと、10.2gの酸化アルミニウムが得られることが知られている。

スナック菓子の袋を750g分集めて燃やしたところ、白い固体(酸化アルミニウム)が5.1g残った。スナック菓子の袋がプラスチックとアルミニウムのみでできていたとすると、アルミニウムの重さは全体の重さの何%になるか。ただし、プラスチックを完全に燃やすと、あとに何も残らないものとする。


【解説と解答】
問1
キャップ(PE)は水に浮き、ボトル(PET)の部分は水に沈みます。だからそれぞれ分けて捨てなければいけないのです。
(答え)イ

問2
炭酸飲料は二酸化炭素が入っています。したがって内側から圧力がかかるので、容器が変形しないようになっています。
(答え)ア

問3
アルミ缶とスチール缶ではスチール缶の方が重いので、同じ重さであればアルミニウムの方が大きくなります。アルミニウムも鉄も電気を通します。アルミニウムは磁石にはひきつけられません。
アルミニウムも鉄も塩酸に溶けて水素を出します。水酸化ナトリウム水溶液に溶けるのはアルミニウムだけです。したがって、イとエ。
(答え)イ・エ

問4
燃えるためには酸素と触れる必要があり、スチールウールは酸素と触れ合う面が大きいので燃えやすくなります。

(答え)オ

問5
蒸し焼きの実験です。試験管の口は下に向けます。ウ
試験管を上に向けていると熱いものがすべて下にたまって試験管が割れてしまいます。

(答え)記号 ウ 理由 試験管が割れるのを防ぐため

問6
酸化アルミニウムが10.2gで、アルミニウムが5.4gですから、酸素が10.2-5.4=4.8gになります。
したがってアルミニウムと酸素の割合は54:48=9:8です。
酸化アルミニウムが5.1gであれば、アルミニウムがその$$\frac{9}{17}$$ですから、2.7g。
酸素が2.4gです。全体が750g分ですから、
2.7÷750×100=0.36%になります。

(答え)0.36%


「映像教材、これでわかる水溶液」(田中貴)

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