月別アーカイブ: 2012年11月

アルバイトの先生と研修

最近は塾の1クラスの人数は20人以下になってきています。学校よりも少ない。したがって専任の先生だけで回せる場合ばかりではありません。

塾の講師はいろいろな人がいます。すでにリタイアして塾の先生をしている方。子どもの中学受験を経験して「教えてみたい」と思うようになったお母さん。そして大学生。

大学生はやはり一番多いのではないかと思うのですが、しかし、最近は大学がなかなか大変です。就職も厳しいから、大学の成績を取らないといけない。したがって授業に出る。アルバイトをしている時間がない。

だから塾の先生の募集は、この時期でもずーっと続いています。

それに個別指導も教室が多くなったので、大学生を集める。

で、それぞれの塾で大変なのが、研修です。

特に中学受験の場合は、単純に解ければ良い、という話ではありません。方程式は使えないし、子どもがわかってもらえないといけない。したがってアルバイト代を払って研修するのです。

どのくらいでできるようになるか、というのは人それぞれです。実際に自分が中学受験をした、という場合は記憶も比較的新しいから、すぐにできるようになる場合もあるでしょう。ただ、6年生の受験指導ということになってくると、やはり1年や2年はかかるもの。

だんだん技量が上がってきて、この仕事が面白くなってきた頃、就職時期にぶつかります。で、就職活動が厳しいので、学生の入れ替わりも激しくなっている。

どの塾も良い先生を確保するのは大変です。だからといって、簡単に教壇に立たすことはできません。

先生の力に一番敏感なのは子どもたちですから。

だから学生の先生だからといって、だめというわけではないのです。

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第57回 成績が上がらない?

■ 模擬試験も後半に入りました。これまでの成績を記録してみて、あまり成績が上がらない、あるいは下がっている、という場合があるかもしれません。

■ みんなもがんばっているので、成績が急に上がる、というのは勉強していなかった場合に限られる部分はあります。今まで覚えていないからできるようになった、とか、ようやく本気を出したからできるようになった。つまりはスタートが低いということはあるわけで、だから上がりやすいという面があるでしょうが、例えば4教科総合55以上の偏差値というのは、なかなか上がりにくいと思います。

■ 統計モデルで説明するとわかりやすいかもしれません。偏差値60以上というのは、全体の約15%しかいないのです。偏差値55以上で約31%。つまり偏差値55以上というのは全体の3分の1を切っているので、それなりにみんな勉強しているし、成績も出している。そこで上がるというのは、なかなか大変なわけです。

■ では、勉強しているのに成績があがっていかないのはやはり問題なのか、というと実はそうではないのです。一番簡単な話で言えば、実は入試が近づくにつれて分布は赤いグラフから黒いグラフに変化していきます

■ したがって僅差の勝負ということになってくるわけです。だからちょっとしたミスでも、合不合に響くようになるし、ある意味逆転が可能になる部分もでてくるわけです。

■ この分布は受験生全体をモデルかしたものですが、実際の入試はある偏差値に集約していきます。当たり前ですが、合格しそうだと思う子が受験するわけだから、より分布は黒いグラフに近くなります。

■ 全体の平均で見て成績が上がらないというデータであったとしても、勉強していれば確実に力は上がっていて、差は縮まっていきます。全体でモデル化する限り偏差値は変わらないが、分布構造は入試が近づくにつれ変わってきていて、実際の入試はさらに僅差の分布になるわけだから、まだまだこれからなのです。

■ そういう意味では結果がでるまではあきらめないという態度が大事です。データはあくまでデータ。データをひっくり返すことができるのも子どもの力、ということは厳然たる事実です。

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n進法の問題

2009年桜蔭中学の問題です。


3×5×5×5+4×5×5+2×5+1
=(ア)×(ア)×(ア)+(イ)×(ア)×(ア)+(ウ)×(ア)+3
のときア、イ、ウにあてはまる整数を答えなさい。ただし、ア、イ、ウは1から9までの整数です。


3×5×5×5+4×5×5+2×5+1を見てすぐ計算を始めてはいけません。

まあ、ちょっとは眺めている。ああ、そうか、これは5進法だ、と気づけば、あとはアイデアが湧いてくるでしょう。

与式は5進法で3421ということを表しています。

一方(ア)×(ア)×(ア)+(イ)×(ア)×(ア)+(ウ)×(ア)+3
は(ア)進法で1イウ3と表せるということはわかります。

で1の位が3なのだからアは3よりは大きくなります。また同じ4桁で(ア)進法の最初の位が1だからアは5より大きくならないといけない。

ここで5進法での計算をしてみましょう。

125×3+25×4+5×2+1=486

で(ア)進法で表したときに1の位が3だからアは
486-3=483の約数にならなければいけません。

483=3×7×23 だからアは7と決まります。

ということであとは486を7進法で表せばいいので、
486÷7=69…3
69÷7=9…6
9÷7=1…2
となるので7進法で表すと1263になります。

したがってアが7 イが2 ウが6が答えです。

(答え)ア 7 イ 2 ウ 6


「映像教材、これでわかる数の問題」(田中貴)

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