月別アーカイブ: 2012年8月

音の問題

2010年 東邦大東邦の問題です。


音が空気中を伝わる速さは気温によって変化します。気温が0℃のとき、音は毎秒331mの速さで伝わります。また、気温が1℃上昇するごとに、音の伝わる速さは毎秒0.6mずつ増加します。これについて、次の(1)~(3)の問いに答えなさい。ただし、答えが小数の場合は、小数第2位を四捨五入して答えなさい。

(1)空気中を伝わる昔の速さが毎秒363.4mのとき、気温は何℃ですか。

(2)図のように、音を出すことのできるスピーカーと音を反射する板が800mはなれて置かれています。このときの気温は15℃でした。スピーカーから音を出しはじめると同時に、板を毎秒20mの速さで図の矢印の向きに動かしました。また、スピーカーからは24秒間音を出しました。

 板から反射した音がスピーカーの位置で聞こえはじめるのは、スピーカーから音を出しはじめてから何秒後ですか。

(3)(2)のとき、板から反射した音は何秒間聞こえ続けますか。


【解説と解答】
(1)式にあてはめていきましょう。
363.4-331=32.4
32.4÷0.6=54
(答え)54℃

(2)最初の音が反射板に到達する時間をまず計算します。
気温が15℃ですから331+0.6×15=340mが秒速です。
しかし反射板が毎秒20mで逃げますので、340-20=320mの速さで追いつくことになります。
800÷320=2.5秒 340×2.5=850m
2.5秒後にスピーカーから850mのところで追いつき、反射します。したがってスピーカーの位置で聞こえるのは2.5×2=5秒後になります。
(答え)5秒後

(3)最後の音は24秒後に出ます。このときスピーカーと反射板の間の距離は
800+20×24=1280m
この音も秒速320mで反射板に追いつくことになりますから
1280÷320=4秒 したがって往復8秒で戻ってきます。
聞こえ始めが5秒後。 最後の音がスピーカーに到達するのは24+8=32秒後
したがって32-5=27秒間音は聞こえることになります。
(答え)27秒後

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寮のある学校

ずいぶん昔の話になりますが、ラサールという鹿児島の学校の受験に付き添っていったことがあります。受験生5人ぐらいを引率して受験日に無事学校に送り届ける。試験は2日間あるので、試験から戻ってくるとまた勉強させ、そして次の日また試験に送り届ける。

最後会場で待ち合わせ、そのまま空港に戻り、羽田に飛び立つ、というスケジュールでした。小さな合宿みたいな感じでしたが、子どもたちには重圧が多少ある。記憶が間違っていなければ当時、ラサールは東京、神奈川の後の受験だったので、これがだめなら公立、みたいな悲壮感があったようにも思います。そう、ロッテが鴨池球場でキャンプを張っていましたから、2月1日以降の話でしょう。

で、翌年も指名されて、このツアーについていったのですが、昨年と同じように羽田空港で子どもたちと待ち合わせをして、いざ鹿児島空港へ降り立ってみると、昨年合格した子が迎えに来てくれてました。

「あれ、休みじゃないの?」

入試日は学校は休みなので、東京に帰ることもできたのですが、わざわざ鹿児島で待ってくれていました。

「去年このツアーで入れてもらったようなものなので、恩返しです。」

子どもたちが試験を終えるまでいろいろ手伝ってくれました。また学校のことも話してくれたので、受験生たちは心強かったのではないでしょうか。そうか、先輩がいるんだ、っていうのは大きいなと思います。

でも一番びっくりしたのはこの1年での彼の成長ぶりでした。親元を離れて1年。話しぶりもしっかりしているし、行動もてきぱきとしていて1年前とは格段に違っていました。

このツアーは残念ながら2年で中止になりました。やはり、中学から親元を離れるのはお母さんがさみしいらしいのですが、子どもたちの方はのびのびと勉強やスポーツに集中でき、また寮という環境の中で他人に世話をしてもらいながら生きていくわけだから、それなりにしっかり成長していくのだろうと思います。

もちろん寮のある学校がすべて良い、というわけではありません。それなりに管理が充分でないと難しいところはあるのですが、男の子をしっかり育てるのにひとつ考えても良い選択肢ではないかと思います。

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これからは得点力

これまでは一問一問について、解ける、解けない、ということを考えてきたと思います。

しかし、これからは得点力をつけていかないといけない。つまり、どういう点数の取り方をして、最終的に合格点にまとめていくか、という手法が問われるといってもいいかもしれません。

入試では満点は必要はないし、なかなかとれないでしょう。しかし、合格点は絶対にとらなければいけない。合格点の取り方は「できる問題を落とさない」ということにつきる。

子どもにそういう話をすると

「当たり前じゃん?」

みたいな感じで聞いているのですが、本当はよくわかっていない。つまり、取れる問題をミスで落とすから落ちるのです。自分でできる問題を確実に得点できれば、あまりに無謀な受け方をしていない限り合格するものです。

だいたいはミスをして、とれる問題をとれなかったり、一問にこだわって最後まで間に合わなかったり、ということで残念なケースが多い。やはり合格ライン上が一番のせめぎあいで、ほんの数点で合否が分かれます。したがって確実に得点を重ねるためにどうすればいいか、という練習を今後は考えていかないといけない。

模擬試験はその恰好の練習です。模擬試験と言うと偏差値や合格可能性が気になるでしょうが、いかに「ミスを少なくして、得点をまとめるか」の練習をする場なのです。「これはできないな」と思ったら外していいし、逆に検算や問題の確認を怠らないようにどうすればいいかを考えなければいけない。

そういうステップを身につけられるように、模擬試験で練習していくのです。間もなく9月で1回目の模擬試験が始まります。

「判定が出ると、がっかりするから10月からにしようかしら」

と考えている方がいるかもしれませんが、そんな心配は無用。むしろ、練習は9月からどんどんやっていくことだと思います。多少偏差値や合格可能性が悪くても気にしない。

「これからできるようにするために」練習しているのですから。

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