これまでは一問一問について、解ける、解けない、ということを考えてきたと思います。
しかし、これからは得点力をつけていかないといけない。つまり、どういう点数の取り方をして、最終的に合格点にまとめていくか、という手法が問われるといってもいいかもしれません。
入試では満点は必要はないし、なかなかとれないでしょう。しかし、合格点は絶対にとらなければいけない。合格点の取り方は「できる問題を落とさない」ということにつきる。
子どもにそういう話をすると
「当たり前じゃん?」
みたいな感じで聞いているのですが、本当はよくわかっていない。つまり、取れる問題をミスで落とすから落ちるのです。自分でできる問題を確実に得点できれば、あまりに無謀な受け方をしていない限り合格するものです。
だいたいはミスをして、とれる問題をとれなかったり、一問にこだわって最後まで間に合わなかったり、ということで残念なケースが多い。やはり合格ライン上が一番のせめぎあいで、ほんの数点で合否が分かれます。したがって確実に得点を重ねるためにどうすればいいか、という練習を今後は考えていかないといけない。
模擬試験はその恰好の練習です。模擬試験と言うと偏差値や合格可能性が気になるでしょうが、いかに「ミスを少なくして、得点をまとめるか」の練習をする場なのです。「これはできないな」と思ったら外していいし、逆に検算や問題の確認を怠らないようにどうすればいいかを考えなければいけない。
そういうステップを身につけられるように、模擬試験で練習していくのです。間もなく9月で1回目の模擬試験が始まります。
「判定が出ると、がっかりするから10月からにしようかしら」
と考えている方がいるかもしれませんが、そんな心配は無用。むしろ、練習は9月からどんどんやっていくことだと思います。多少偏差値や合格可能性が悪くても気にしない。
「これからできるようにするために」練習しているのですから。
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