ずいぶん昔の話になりますが、ラサールという鹿児島の学校の受験に付き添っていったことがあります。受験生5人ぐらいを引率して受験日に無事学校に送り届ける。試験は2日間あるので、試験から戻ってくるとまた勉強させ、そして次の日また試験に送り届ける。
最後会場で待ち合わせ、そのまま空港に戻り、羽田に飛び立つ、というスケジュールでした。小さな合宿みたいな感じでしたが、子どもたちには重圧が多少ある。記憶が間違っていなければ当時、ラサールは東京、神奈川の後の受験だったので、これがだめなら公立、みたいな悲壮感があったようにも思います。そう、ロッテが鴨池球場でキャンプを張っていましたから、2月1日以降の話でしょう。
で、翌年も指名されて、このツアーについていったのですが、昨年と同じように羽田空港で子どもたちと待ち合わせをして、いざ鹿児島空港へ降り立ってみると、昨年合格した子が迎えに来てくれてました。
「あれ、休みじゃないの?」
入試日は学校は休みなので、東京に帰ることもできたのですが、わざわざ鹿児島で待ってくれていました。
「去年このツアーで入れてもらったようなものなので、恩返しです。」
子どもたちが試験を終えるまでいろいろ手伝ってくれました。また学校のことも話してくれたので、受験生たちは心強かったのではないでしょうか。そうか、先輩がいるんだ、っていうのは大きいなと思います。
でも一番びっくりしたのはこの1年での彼の成長ぶりでした。親元を離れて1年。話しぶりもしっかりしているし、行動もてきぱきとしていて1年前とは格段に違っていました。
このツアーは残念ながら2年で中止になりました。やはり、中学から親元を離れるのはお母さんがさみしいらしいのですが、子どもたちの方はのびのびと勉強やスポーツに集中でき、また寮という環境の中で他人に世話をしてもらいながら生きていくわけだから、それなりにしっかり成長していくのだろうと思います。
もちろん寮のある学校がすべて良い、というわけではありません。それなりに管理が充分でないと難しいところはあるのですが、男の子をしっかり育てるのにひとつ考えても良い選択肢ではないかと思います。
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中学受験で子どもと普通に幸せになる方法、本日の記事は
この週末は大変なんだ・・・
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