月別アーカイブ: 2012年3月

春休みにテーマを集中して勉強する

各塾のシラバスやカリキュラムを見ていると、やはりいろいろなテーマを追いかける傾向にあります。

例えば算数でいえば、図形ばかりはやらない。速さがあったり、数の性質があったり、して毎週毎週目先が変わる。

これは、子どもの関心が多方面に広がって良い面もあるのですが、忙しすぎる、という欠点もあるのです。もう少しじっくり、取り組んでみたいと思っても、次のカリキュラムがくるので断念しないといけない。

その結果として、「なんとなくわかった」で終わってしまい、もう一度勉強しなおさないといけない、という面も出てくるでしょう。

勉強はある程度、自分が自信を持てるまでやりこむ必要はあります。だから長期休みにそれをやると良いと思うのです。

6年生は算数も理科も難しくなってきているでしょう。

特に理科は計算範囲が増えている。これは算数のカリキュラムの関係で、仕方がない面があります。算数の比を終えていかないとなかなか理科計算に進めない。ここのところ、そういうカリキュラムが多くなっているだろうと思います。

だから春休み、集中してひとつのテーマだけを徹底的に勉強する、という勉強法がおすすめです。

ある程度時間をとって、このテーマを最初から最後までしっかり勉強する。ひとつをクリアすることで、理解力が他の分野にも広がります。

例えば算数で言えば、相似形が理解できることによって、速さの問題をグラフで解く、という方法が生まれます。これも徹底的に勉強するから、理解が広がる好例でしょう。

春休みは短いので、たくさんのテーマを終えることはできません。その分1つか2つ、徹底的に勉強してみると良いのではないでしょうか。

「ここは自信がある」

というテーマができると、他の勉強にも積極性が生まれてきます。

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第22回 進学校と大学受験

□先日、東大の前期の発表が行われました。公立高校もがんばっていますが、やはり私立の合格者が目立ちます。

□中学受験生が増えたのは、基本的には学校群制度がスタートでした。その後も「ゆとり教育」の問題で、少子化にもかかわらず受験生が増えてきました。昨今は公立一貫校もあり、公立高校の大学受験の奮闘もあるので、いろいろな選択肢が出てきたのではないかと思います。

□では、なぜ私立の方が大学受験の成績が良いのか?

□まず、中学受験で比較的早くから優秀な子どもを入れていること。で、それだけで学校があまり何もしないケースも多いのです。子どもが優秀である、ということは学校群前の日比谷にしてもそうですが、独特の文化を生みます。したがって、普段から勉強をガリガリやってはいない。クラブ活動をやったり、アイドルを追いかけたり、演劇をやったり、ゲームをやったり、もう本当に千差万別にいろいろなことをやっている。だからこういう学校の文化祭はおもしろいのです。それぞれが勝手に、しかし本気モードでやるから、プロ並みのものが出てくる。そのくらい才能が豊かなので、実際に受験勉強は自分たちでやる。塾に行く子もいるでしょうし、逆に一人で黙々と勉強する子もいる。もちろんしない子もいる。

□しない子はやはり入れませんが、いずれにしてもその自由な雰囲気の中で、子どもの自主性に任せている学校がほとんどでした。

□流れが変わってきたのは20年ほど前から。いわゆる新興校が出てきた。少子化や景気の循環で、一時私立に行く生徒が減少した時期があります。そのとき、危機感を募らせた学校は、生き残りをかけて大学受験の成果を上げるべく、学校改革に乗り出しました。大学受験の成果を残すためにいろいろな試みが行われた。シラバスの変更、校内模試のやり方、進学指導。また募集にも力を入れ、学校の宣伝活動も行われてきました。

□結果として新たな受験校がたくさん生まれ、それが公立校との差を生み、今の現状があるといってもいいかもしれません。自由なスクールカラーの学校は減少し、私が良く言う「管理型」の学校が増えています。

□管理型の特徴としては、6年一貫を利用してシラバスを前倒しにして高2で一応のカリキュラムを終える、ということができることです。残念ながら公立校の場合は、高校1年からやるのでそれができない。だからしばらくは私立優位の現状が続くでしょう。

□しかし、公立校もいろいろな試みをしています。公立一貫もそのひとつでしょう。ただ、私が懸念するのは、学校はやはり塾ではない、ということ。

□大学受験も大事だが、学校での活動もやはり大事でなければいけない。子どもの創造性というか、いろいろなことが自由に挑戦できる、という雰囲気は大事にしてもらいたいと思います。

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つるかめ算?

2012年浦和明の星の問題です。


星子さんはフライパンで、大きいハンバーグと小さいハンバーグをたくさん焼くことになりました。
 1つのフライパンで、大きいハンバーグは1回で2枚まで焼くことができ、小さいハンバーグは1回で5枚まで焼くことができます。したがって、大きいハンバーグを100枚焼くには50回小さいハンバーグを100枚焼くには20回焼かなければなりません。このフライパンで大きいハンバーグを1枚だけ焼くときには、いっしょに小さいハンバーグを3枚まで焼くことができます。星子さんは、このことを利用してフライパンで焼く回数をできるだけ少なくしたいと思いました。

(1)大きいハンバーグを100枚と小さいハンバーグを何枚か焼きます。焼く回数を51回とするとき、小さいハンバーグはもっとも多くて何枚まで焼くことができますか。また、焼く回数を52回とするとき、小さいハンバーグはもっとも多くて何枚まで焼くことができますか。

(2)大きいハンバーグを100枚と小さいハンバーグを100枚焼くとき、もっとも少なくて何回で焼くことができますか。
 また、このとき、大きいハンバーグ2枚を焼いた回数をA回、小さいハンバーグだけを焼いた回数をB回、大きいハンバーグ1枚と小さいハンバーグを焼いた回数をC回とすると、A、B、Cの数の組は何通りか考えられます。A、B、Cの数の組の1つを答えなさい。


(解説と解答)
(1) 大きいハンバーグは1回について2枚しか焼けません。だから50回で100枚。で49回98枚にすれば51回だとあと2回焼けますから、その2回を大きなハンバーグ1枚、小さなハンバーグ3枚にすると小さなハンバーグは6枚焼けることになります。
とすれば52回の場合は48回2枚ずつ焼いて、残りの4回は大1枚 小3枚にすればいいので、3×4=12枚、小さいハンバーグを焼くことができます。

(2)これで考えると100÷3=33回で1枚余ってしまいます。したがってC=34回とするとB=0回 A=33回で合計67回になります。AとBだけでは70回ですから、この考え方では一番小さくなります。

Cをなるべく使った方が全体の回数が少なくなるのは明らかです。そうなると、それ以外の組み合わせはないか、ということになります。

小だけで考えると3と5ですから、15が最小公倍数なので、これで入れ替えてみましょう。

やはりA=35回 B=2回 C=30回の合計67回が最小ということになります。

ではB=1回にしてみたら? 小を95枚焼かなければいけないのでC=32回 A=34回 これも合計が67回ということになるので、最小は67回、考えられる組み合わせは

(A、B、C)=(33、0、34)(34、1、32)(35、2、30)のいずれかということになります。

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