月別アーカイブ: 2009年6月

第54回 与えすぎに注意

最近の子どもたちは、ホントにいろいろなものを持っています。筆箱の中もカラフルなペンがたくさんあるし、ゲーム、マンガ、おもちゃ。
きっと自分の部屋の中にはそれこそ、片付けられないほどものがあふれかえっているのではないでしょうか。

で、問題はそれがどうして手に入ったのか?ということなのです。

いろいろ本人が努力したというのであれば、それはそれでいいのだけれど、多分いろいろともらったのではないかと思います。

このもらうのがよくない。特に受験にはよくないと思うのです。

入試は、自分で努力して、力をつけない限り、合格できない。このことは子どもたちの人生の中ではある意味初めての経験なのです。今まではなんとなく、親が道を開いてきたところはあるし、親が保護してきたから今の彼らがあるといっても過言ではありません。しかし、実際に入試会場に親が入っていくわけにはいかない。だから自分で道を開く必要がある。

と、このとき、与えられている子どもたちは自分でとろうとしない。だって待っていれば誰かが与えてくれたから。

そうなんです。今の子どもたちを見ていて思うのは、その貪欲さみたいなものが、あまり見られない点。

与えてしまうと自分でとる機会を失う。

これは真理なのです。与えられすぎてしまうと、自分でとる力がなくなってしまいます。物を与えれば、子どもに幸福が与えられると勘違いしてはいけないのです。

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第20回 夏休みの過去問のやり方

今日はZ会の保護者のみなさんにお話をしてきました。

Z会の中学受験コースは、家庭中心の中学受験を進めましょうというコンセプトの下で進んでいます。私はそのコンセプトは大変大事なことだと思うので、いろいろと関わらせていただいています。
今日は6年生の保護者のみなさんに2010年の概況と学校別対策についてお話してきました。

私は夏休みにまず第一志望の過去問を解くことをお勧めしています。これは子どもが、入試のレベルを知るのと同時に、どういうことができれば合格するのかというイメージを持つのに有効だと思うからです。ただ、この時期にすらすら過去問を解けるわけではありません。だから、後からやらせるという指導もあるでしょうが、私は違うと思います。

積み上げていく受験勉強をイメージされている方が多いと思いますが、中学受験の範囲を全部マスターするというのは大変です。だから、目標のレベルを定めてそこからパッチをあてていく。そのパッチはどこにあてればいいのか、まずは過去問をやってみないとわからないでしょう。

だから、やるのです。この時期、時間を計る必要はありません。たっぷり時間をかけて、2倍ぐらいかけていいでしょう。そして何ができて、何ができないのか、明確にするのです。

過去問に出て、できない問題が最も優先順位が高い勉強なのです。だから、できなければ解説や解答を読んで、ウンウンうなりながらでもいいから、理解する。一番大事な勉強をしていることになるわけですね。

そして秋になったら、今度は時間を計ってやってみてください。このときは一度やっていることもあり、もう少しすらすらできるでしょう。できるということは、決して気分が悪いものではありません。ここですかさず褒めて、伸ばしていきましょう。

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第10回 夏休みをどう過ごすか

夏休みに入り、子どもは朝から家にいます。
しかしワーキングマザーのみなさんの夏休みが、そんなに長いわけがない。せいぜい1週間か、10日。
子どもは夏期講習に行っているとはいえ、一日いっているわけではありません。

多くの学習塾は午前中に4年生や5年生の授業を入れますから、6年生はだいたい午後から。
つまり、家庭学習の時間は午前中であることがおおいわけですが、当然、お父さんもお母さんも仕事でしょう。

悪く言えば、つまり家でひとりでいる状態ならば、まさに何をやっても大丈夫状態。

ゲームもやれるし、漫画も読み放題です。だから、それをどう管理し、モチベーションを高くするかが、夏休みの過ごし方の大事なポイントになるでしょう。
本人が勉強しよう、という気持ちにならなければ、「やらされる」勉強をし続けることになります。これは効果があまりない。

いかに本人がやる気をもって、勉強に積極的に向かうか?ということなのです。

そこで私がお勧めしたいのは計画を決めてみんなの見えるところに大書する方法。
今日は何をやらなければいけないか、それが終わったのか、誰が見てもわかるようにするのです。

そして終わったら×をつけるなり、消すなりして、達成度が視覚的にわかるようにします。これは案外利きますね。
終わるということがすべてになると質に問題はありますが、それでも本人が自分の達成度を視覚的につかめてしまうから、前向きにすることはできるでしょう。

私は、いくつかチェックポイントを設けて、その日までに終わったらそのチェックポイントの日は1日遊びに行けるようにしていました。終わっていなければ勉強するしかない。

でも、終わっていればお祭りでも、ナイターでも、遊びに行ける。この差は子どもたちにとっては大変大きいのです。

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