月別アーカイブ: 2009年7月

第18回 働くお母さんの夏休みの過ごし方

    働くお母さんにとって、夏休みはなかなか手に入らない長期の休みといえるでしょう。でも、受験生を抱えている、今年はゆっくり旅行にもいけないし、子どもの面倒もみなきゃいけないし、・・・。休みの前にブルーになっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
    しかし、子どもが大きくなった親の立場としていえば、あの夏休みはなかなか楽しかったなあと思うのです。
    子どもといっしょに勉強する、というのは多分小学生が最後でしょう。高校受験になると、子どもと塾だけの話になってしまうことが多い。思うに、中学受験を経験されている保護者の方のブログは多いが、高校受験のブログは塾の先生の方が多いのです。
    だから、今年は子どもと勉強できる、最後の年だ、という気持ちを持ってください。
    その上で、計画を立てたり、何をいっしょに勉強するか、ということを考えてみる。教えなければいけないことはないのです。いっしょに勉強する。その気持ちでいいのではないでしょうか。
    算数の問題をいっしょに解いてみる。子どもが出来て、お母さんができないということもあるでしょう。それだけで、子どもはがんばっていることが、わかるというもの。
    その時間を共有することを、この夏休みの楽しみにしてください。
    中学校に入ってしまうと、夏休みは部活に追われ、家族といっしょに、などという時間はまあ、少なくなっていきます。子どもも、親といっしょにいるよりは、友達と遊びに行きたいと思うのが普通です。だから、この夏休みは子どもと楽しむ夏休み、としてその時間を楽しく過ごす工夫をされたらいいと思います。
    子どもたちも反抗期に入っているでしょう。うるさく言われたら、そっぽを向いているかもしれない。けれども、まだ第一次反抗期にすぎないのです。手に負えないのは、親が火に油を注いでいる場合が多い。むしろ、うまい距離感を保ってあげれば、子どもはやはりお父さん、お母さんを頼るものなのです。(あまり頼らせてもいけません。お母さんが入れてくれるぐらいに思っている子は少なくありませんから。)
    良い夏休みにしてください。

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2010年2月の入試はやさしい?

    先日、ある週刊誌の取材を受けました。
    「景気の後退で、中学受験には変化があるという話を伺いたい」というのが取材の目的です。
    確かに、景気の影響はあると思います。今から約10年前にも、不景気の時期があって、このときも中学受験は後退しました。競争率も下がったし、しばらくは低迷かなと思いました。ただ、そのときに神風が吹いた。(これは塾業界にとってという意味ですが。)それが「ゆとり教育」です。当時、「ゆとり教育」が進み、指導要領の大幅な変更が行われました。例の円周率を3にしようという話です。
    で、ここから一気に中学受験は盛り返した。受験人員も増える、塾の景気もよくなる、ということで、それが普通になってきました。
    が、ここに来て、昨年のリーマンショック。さらに今度は「ゆとり教育」も見直され、公立高校もがんばっている。だから、落ちるのは当たり前だと思います。ただ、来年2月の準備を始めているみなさんは、もう2年以上準備をしているわけですから、すぐにやめるということにはならないでしょう。むしろ、これから受験を考えてみるみなさんに影響がある話でしょう。
    私はいいチャンスだと思うのです。中学受験の本質は中学2年までの先取り学習。それを4年生からはじめてもなかなか進まないから、結局5年生、6年生の2年間でおよそ4年分の学習をしないといけない。当然、なかなか大変な話。しかもこの勉強をやるのは小学生。学齢は同じでも、精神年齢には個人差があります。中学受験に向く子もいれば、そうでない子もいる。
    例えば帰国子女のお子さんがいます。英語圏から帰国したが、すでに帰国枠には入らない。でも英語はよくしゃべれるし、読める。こういうお子さんが中学受験をやるのはもったいない。なぜか。高校受験にいけば、英語が入る。だからむしろ有利な受験を進められるでしょう。
    お子さんがどういう資質で、どういう状況にあるのか、親がしっかり考え、今度の方向性をつけてあげることが大事です。公立高校もがんばっている。例えば神奈川のサイエンスフロンティアはなかなかの人気ですね。
    ぜひいろいろな情報を集めて、お子さんの方向を決めてあげてください。何も中学受験がすべてではないと思います。
    ちなみに2010年の2月は若干下がるかもしれない。ただ、それほど大きな変化はないというのが私の結論です。むしろ2年後、3年後はだいぶ様変わりするかもしれませんが。それでも私は「ゆとりバブル」がとんだだけで、従来の姿にもどるだけだと思いますが。

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第62回 6年生なのに、クラブの合宿?

    「何を考えてるんですか、この大事な時期に。もうクラブはやめないと、受験にはならないですよ。お母さん。」
    と塾の先生に言われたお母さん。私に相談のメールが来ました。
    「子どもはサッカー中心の生活をしてきて、サッカーがちゃんとやれる中学に行きたいということで、中学受験も始まったんです。今のチームのキャプテンをやっているし、合宿に行かないわけにはいかないですが、塾の先生との関係もあって、どうしたものかと。」
    塾の先生に言われてしまうと、ちょっと困ってしまいますね。ただ、やはり家庭の方針というものを貫いていいのではないかと思うのです。親も子もその方向で進んでいるわけだし、むしろサッカーがエンジンになっているとすれば、合宿に行くこと自体は問題ではありません。
    ただ、勉強時間は減るわけだから、その分を効率よく取り戻していく必要があります。本来は、得意な科目の授業は休んで、フォローしなければいけない科目の勉強を家でやるとか、そういう工夫が必要なんですが、塾を休むと、またそういう先生は怒るんだろうなあ。
    私はまったく怒りませんね。だって、子どもひとりひとりに戦略があってしかるべきで、要は合格するかが問題なんですから。
    ご家庭がしっかり考えてあげれば、それでいいと思います。塾はたくさんあるし。

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